22卒の就活生です。24卒の就活は「氷河期就活」と聞いたのですが、本当に氷河期就活なのでしょうか?
こういった疑問を解決します。
この記事を読むとわかること
- 24卒の就活は氷河期ではないが、厳しい
- 24卒の就活生が就活を勝ち抜くためにするべきこと4つ
- 私が24卒の就活生として就活するなら
この記事では「24卒就活の特徴」を解説していきます。
先に結論を言うと、24卒は氷河期ではありませんが、結構厳しいです。
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24卒就活は氷河期就活ではないが厳しい
早速結論を出しましたが、24卒就活は氷河期就活ではないが、厳しいです。
23卒の内定率は91%だったんですが、就職氷河期の内定率は70%ぐらいなので20%も高いです。
コロナで少し内定率が落ちたんですが、2022年は回復して2016年くらいの時まで持ち直しているので内定の観点で言うと向上してます。
ただし、その分実は就職の競走は加熱しているので結果的に厳しくなっている印象です。
理由は以下の通りです。
- 理由①:リモートワークになり、人員の整理が進んでいる
- 理由②:本業と副業の境目がなくなってきている
- 理由③:職種別採用になってきている
- 理由④:就活が早期化している
ゆっくりと解説していきます。
理由①:リモートワークになり、人員の整理が進んでいる
コロナの蔓延によって、多くの企業がリモートワークにシフトしたのが、2021年と2022年のトレンドです。
リモートワークになることによって企業が気づいたことがあります。
それが窓際社員が予想以上に多かったことです。
例えば、「リモートワーク サボり」なんてキーワードで検索してみると、以下のようなコラムがたくさん出てきます。
いかにサボっている人が多いか、そしてサボっている人がいても会社が回るものなのか分かりますね。
このように、リモートワークになって、オフィス時代には気づかなかった「いらない社員」が予想以上多いことに企業は気づいたんですね。
そんな環境の中、「新卒採用だ!」と意気込んで、大量に新卒を採用する会社は多いでしょうか?
想像がつくように、決して多くないですよね。
もちろん今まで新卒採用をしてきた会社の多くは新卒採用は継続すると思います。
ですが、新卒を例年通り大量に採用するかと言われると、そうではない会社が一定数いることは簡単に予想できます
※IT業界は順調です
私はこれからはテクノロジーの進化がさらに進んでいくと思っているので、IT業界への就職をおすすめしています。
そしてコロナ禍でもIT企業の多くは業績を伸ばしています。
なので、IT業界の企業は新卒採用に踏み込んでいる企業も割と多いと思うので、そういった面からもIT企業はおすすめです。
理由②:本業と副業の境目がなくなってきている
上記の人員整理にも紐づいているのですが、コロナ禍になってから副業で会社のお手伝いをする人がとても増えています。
例えば、週に10時間だけプロジェクトマネージャーとして他の会社で副業をするといういった感じです。
昔だとオフィスに移動する時間が必要だったので考えられなかったですが、オンライン化が進むことでこのような副業が可能となりました。
この流れは今後もさらに加速していくと思います。
この「優秀な人材がスポット採用される」流れが起き始めたことで、企業は「正社員として採用するべき人数を減らしても会社が回るのでは?」と考え始めています。
事実、私がインターンをしている会社も副業として携わっているエンジニアさんがいたりします。
ということで、
「新卒の採用を増やして正社員を増やさないでも、副業として比較的安く雇える社員を増やした方が会社にとってコスパが良い」という時流がある
というのが、24卒採用が厳しい2つ目の理由です。
理由③:職種別採用になってきている
近年は、欧米の採用を見習って、職種別の採用になってきています。
私も実は、職種別の採用をされました。
職種別の採用をされると新卒採用にどんな影響があるのかというと、新卒採用の枠が少なくなると思っています。
例えば今までなんとなく100人採用して、採用してから配属を決めていた会社があるとしましょう。
この会社が職種別採用になるということで、各部署から必要な新卒の人数を聞いて集計したところ、80人しか必要がないということがわかりました。
この場合、この企業は80人しか新卒を採用しなくなりますよね。
このように、
採用してから配属を決めていたため曖昧で良かった人数が、曖昧ではなくなったことによる新卒採用スポットの減少
も24卒の就活が厳しくなる理由の1つです。
理由④:就活が早期化している
これが一番24卒の就活にとってやばいなと思っている箇所です。
就活の早期化が少し問題になっていて、大学3年の夏から冬の時点で内定をもらってる学生が多いです。
20%近くが大学4年の春の時点で内定をもらった状態で本選考を始めるので、「就活格差」が依然にも増して拡大してます。
しっかりと準備をして情報収集をしておかないと、あっといまに早期選考をしている意識高い組に抜かれてしまい、就活始まる前に勝負が終わっていたなんてケースも出てきています。
この就活早期化、インターンで優秀層を囲い込む流れは今後も続いていくと思いますが、コロナでもっと加速したように感じます。
追記:25卒以降も同様です
ここまで記事を読んで、
なんだ24卒が厳しいのか、1年休学して、じゃあ25卒に変更しよう
と思った人が一定数いると思ったので追記です。
ぶっちゃけ25卒以降も上記の流れは止まりません。むしろ加速していきます。
おそらく25卒にもなると、ポテンシャル採用ではなく、実力採用も増えていくでしょう。
なので、24卒で就活をする予定の人はあえて後ろ倒しにするのではなく、そのまま24卒で就活をすることをおすすめします。
24卒の就活生が就活を勝ち抜くためのコツを解説
ここからは24卒の就活生が内定を取るためにするべきことを紹介します。
- できるだけ早く就活を始める
- 選考対策を徹底する
- 効率よく就活をする
- 自己分析を徹底する
上記だけだと具体的に何をすればいいのかわからないと思うので、順番に説明していきます。
できるだけ早く就活を始める
あまり根性論的なものは好きではないのですが、できるだけ早く就活を始めるのは非常に大事です。
なぜなら、早くから就活を始める方がチャンスが多く、希望の企業が採用終了しているという事態に陥らないからです。
例えば、夏休み前に就活を始めれば、サマーインターンに参加するチャンスが得られます。
サマーインターンに参加することができれば、早期選考に参加するチャンスを得ることができ、内定の確率を上げることができます。
また、就活自体、長くやればやるほど経験値がつくので、選考に通りやすくなります。
スポーツと一緒で、単純に就活自体が上手くなるということですね。
>>企業群ごとの就活スケジュールを知りたい人はこちら
なので、なるべく早く就活を始めることをおすすめします。
選考対策を徹底する
当たり前ですが、選考の対策を徹底することで、内定の確率を上げることができます。
実は、就活の選考は大きく分けると以下の2つだけです。
- ES
- 面接
当たり前のことを言っているようですが、これは非常に大事です。
なぜなら、就活ではこの2つの選考対策を行えさえすれば、内定の確率を上げることができるからです。
就活という大枠で考えるとやることが多く感じますが、結論この2つだけでOKです。
ESの対策・面接の対策方法ともに以下の記事にて紹介していますので、気になる人は以下の記事からぜひ。
効率よく就活をする
内定を取るためにおすすめなのが、効率よく就活をすることです。
効率よく就活をするのはどういうことかというと、時間当たりに稼げる情報量を増やすということです。
例えば就活サイトに登録をして就活の情報に触れやすい環境を作ったり、企業説明会の動画を見るのではなく、OBOG訪問をして情報を得たりなどです。
>>自分がどれくらい就活サイトに登録しているのか知りたい人はこちら
時間当たりの情報量を増やすために私が特におすすめしているのが、逆求人サイトです。
逆求人サイトがおすすめ
逆求人サイトとは、本来の求人サイトと違って、「企業が皆さんをスカウトする」形のサイトです。
感がいい人なら気づいたかもしれませんが、企業が就活生をスカウトする形のため、以下のようなメリットがあるんですね。
- 自ら選考に応募しなくて良い
- スカウトされるため、ES免除や一次面接免除などの優遇がある
- 学生はプロフィールを登録するだけであとは放置でOK
それだけ聞くとめっちゃ便利そうに聞こえるけど、結局高学歴の人だけしかスカウトがこなさそう…
先に結論を言うと、今から紹介する逆求人サイト2つは「学歴」ではなく、「皆さんの人柄と強み」を見ているサイトになります。
なので、学歴や経歴の心配は必要ありません。
※もっと言うと、登録は無料なので、登録だけして自分にスカウトが来るか確かめるというのも全然アリです。
具体的なサービス名を挙げると、「Offerbox」という逆求人サイトが、学歴関係なくスカウトされるため、おすすめです。国内最大級の逆求人サイトのため、安心して登録できますね。
「Offerbox」は大手や優良からスカウトされるため登録しておかないと損です。
【公式サイト】https://offerbox.jp
④自己分析を徹底する
就活において内定を取れる学生とそうではない学生の間で最も差がつくのが、自己分析です。
内定を取れる学生は自己分析を徹底していますが、内定を取れない学生は自己分析をあまりしていなかったり、していても微妙だったりします。
これは私が自己分析を全然していなかった時期はESや面接が通らなかったのに対し、自己分析を徹底し始めてから選考を通過し出したのが事例です。
自己分析は単純でやっても意味がないように感じますが、ポテンシャル採用である新卒採用においては非常に大事なので、ぜひ実践してください。
自己分析のやり方、おすすめの自己分析テストを知りたい人は以下の記事からどうぞ。
私が24卒として就活をするなら
最後に私が24卒の就活生として就活をするならという視点で解説します。
私がおそらく目標に置くのは、「どこでもいいからとりあえず内定を取る」です。
内定を取ると安心感がある
この記事を読んでいるほとんどの就活生の皆さんが、受験をして大学に入ったと思います。
大学受験の時に、滑り止めを受けませんでしたか?
また、第一志望ではないとしても合格があったときは気持ちが楽になりませんでしたか?
私は早めに内定を取ることができたので、その後は気持ちを楽にして、自分が受けたい企業の選考だけを受けることができました。
このように一度内定を取ると、その後の就活の気持ちやモチベーションが大きく変わるんですね。
これは私が内定を取ってから感じたことで、他の就活系インフルエンサーの方が言っていないことだと思います。
とりあえず内定を取るならベンチャーがおすすめ
まず内定を取るのがいいのはわかったんだけど、肝心な内定はどうやって取るの?
と思っている人がいると思います。
ズバリ、ベンチャー企業を受けるのがおすすめです。
理由は以下の2つです。
- 選考の時期が早い
- 大手に比べて選考倍率が低い
実は、私がまず内定をもらったのもベンチャー企業です。
なので、内定をもらって安心感を得たい人はベンチャー企業の選考を受けることをおすすめします。
ベンチャー企業の求人を探すなら、以下の3つの就活サイトがおすすめです。
24卒の就活は氷河期ではありません
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
24卒の就活は私が経験した22卒の就活に比べて、氷河期就活ではないです。
ですが、厳しくはあります。逆に言えばしっかりと準備すれば簡単に周りを差をつけることができます。
なのでここで紹介したことを実践してもらって、この記事を読んでいる人が少しでも内定に近づくと嬉しいです。
この記事を読んでいる人には以下の記事がおすすめです。