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エントリーシート(ES)で高評価な志望動機のポイントと書き方を紹介します
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エントリーシート(ES)の志望動機の評価ポイントってどんな項目ですか?
また、自分の志望動機がどれくらいの評価なのか知りたいです。
こういった疑問を解決します。
この記事を読むとわかること
- 志望動機がどの観点で評価されているか
- 志望動機の書き方
- 志望動機が思い浮かばない時の対処法
それでは早速解説していきます!
志望動機の評価ポイントを解説
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志望動機は、エントリーシート(ES)の中で一番難しい設問だと思います。
私は就活生の時に志望動機を一つ書くのに何時間もかけたことがあります。
そんな難しい志望動機ですが、以下の観点で評価されることが多いです。
- 「なぜ」がしっかり書かれているか
- 「何をしたい」が書かれているか
- 自分の言葉で書かれているか
一つずつ説明しますので、今はなんのことを言ってるのかわからなくて大丈夫です。
「なぜ」がしっかり書かれているか
新卒採用がポテンシャル採用であることを知っている人は多いでしょう。
ポテンシャル採用であるということは、中途採用と違って現状のスキルセットや経験は問われていないということです。
では、どのようなことが新卒採用では重視されるのでしょうか?
強い志望動機はモチベーションになる
強い志望動機がある人は入社後にモチベーション高く働き続けることができ、良い成績を残すことができます。
しかしながら、志望動機が薄い人は入社後のモチベーションは低くなりがちで、なかなか成績も良くない場合が多いです。
なので、「なぜ」御社を志望するのかを明確に書いた志望動機を書くようにしましょう。
「なぜ」につながるストーリーが大事
別の観点から説明すると、突然その企業を志望しようと思わないんですよね。
例えば、突然プロサッカー選手になろうと思わないですよね。
おそらくサッカーをやっていてサッカーが好きだから、サッカーを生業にしたい。だからプロサッカー選手になりたい。
というのがよくある流れだと思います。
それと一緒で、就活においても突然その企業で働きたいと思うことはほぼないはずです。
なので、「なぜ」その企業で働きたいと思ったのかというストーリーを志望動機にて伝えることも大切です。
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とにかく志望動機では誰からもわかるような「なぜ」を明確に書くようにしましょう。
「何をしたい」が書かれているか
「なぜ」と同様に大事なのが、「何をしたいか」です。
その企業を志望しているということをは、その企業に入ってからやりたいことがあるはずです。
なので、そのやりたいことをESでも書きましょう。
やりたいことがあると長く働ける
新卒採用にて入ってもらう人には、長く働いてほしいと思っています。
なので、企業は、長く働いてもらえるのかどうなのかを志望動機から判断します。
その時に「長く働いてくれるのかそうではないのか」を判断するのに役立つのが、「入社後にやりたいこと」があるかどうかです。
入社後にやりたいことがあるという人は、少なくともそのやりたいことができるまでは辞めない可能性が高いからです。
自分の言葉で書かれているか
人事は、皆さんのESが自分の言葉で書かれているのかも見ています。
今の時代はOne Careerやunistyleといった過去に通ったESを掲載しているサイトがあるので、学生の書くESには大きな差がないのが正直なところです。
なので、差がつくのは、自分の言葉で書かれているかです。
自分だけのストーリーを作ろう
これは別に自分の言葉で書いているかそうではないかという文字通りの意味ではないです。
過去のエピソードや過去の体験と関係しており、自分だからこその志望動機になっているかということです。
志望動機というのは過去の体験と紐づいているはずです。
なのでその過去の体験をしっかりと語り、「その体験から何を思ったのか、その体験で思ったことを御社でならどのように変えれるのか」というのを説明しましょう。
この方法で書いたESは他の人が真似できないESで、志望動機が重要な新卒採用においては通過率が高いESとなります。
高評価な志望動機の書き方を解説
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上記を踏まえて、志望動機の書き方を解説していきます。
以下のステップで志望動機を書いていくと、通過率が高い志望動機を書くことができます。
- 御社になぜ惹かれているのか説明
- なぜそう考えるのか説明
- 御社で何ができるのか説明
最後にこの構成で作った志望動機を載せておくので、実際にこの方法で作った志望動機が良いのか確かめてみましょう。
ステップ1:御社になぜ惹かれているのか説明
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まず最初の二文で、なぜ御社を志望するのかを書きましょう。
ここではなるべく簡潔に、今から話す内容がわかるようなタイトル付けをすることが大事です。
今回は就活生人気No. 1企業の「伊藤忠商事」の志望動機を書いていきましょう。
例えば以下の通りです。
私が御社を志望する理由は、2つあります。
一つ目が商社マンとして海外と日本の架け橋になりたいから、2つ目がカンパニー制を敷いているため、裁量大きく仕事をできる点に惹かれているからです。
コツは簡潔に述べること
一文目で、御社を志望している理由がいくつあるのか述べます。複数の場合は、二行目にそれぞれの理由を述べます。
こうすることでこれからあなたのESを読む人事が、どんな話をされるのか想像しながら読み進めることができるようになります。
本に目次がありますよね。それはその章ではどんな話をしますよというのを伝えるためにあります。
ガクチカでも同じく最初に二文は目次のような存在なので、その後に話す内容がわかりやすい文章にしましょう。
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最初になんの話をするのか分からないESは読まれない可能性ならあるので、要注意です。
ステップ2:なぜそう考えるのか説明
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ステップ2では、御社を志望する理由が形成された背景を話していきます。
イメージとしては、理由を述べた後に具体例を出すイメージです。
では先ほど使った、伊藤忠商事の志望動機を例に出して解説します。(該当箇所は黄色マーカーが引いてあります。)
私が御社を志望する理由は、2つあります。
一つ目が商社マンとして「日本をより良くしたい」から、2つ目が裁量大きく仕事をできる点に惹かれているからです。
私が商社について知ったきっかけは大学の先生でした。先生は商社というビジネスが社会の基盤を支えていることを授業にて話していました。そこで商社が気になった私は御社の〇〇さんにお話を伺ったところ、商社で働くことは「日本をより良くしたい」と思っている私のビジョンと合致すると考えました。
その中でも御社はカンパニー制を敷いているところで、私に一番マッチしていると考えています。私は自分の役割が大きい時ほど成果を残してきました。例えば学生団体の〇〇がそれに該当します。なので、カンパニー制で裁量大きく仕事ができる御社が自分が一番輝ける場所だと考えております。
「なぜ」をロジカルに説明しよう
上記でも使っていますが、おすすめの方法が「まずなぜその業界もしくはビジネスモデルに惹かれているのかを説明し、その後にその中でなぜ御社なのか説明する方法」です。
この方法を取ることで、漏れのないロジックの通った志望動機を作ることができます。
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志望動機においてもロジカルシンキングは大事です。
ステップ3:御社で何ができるのか説明
ここまで来たら最後は、自分を採用するべき理由を伝えればOKです。
先ほどから使っている例を用いて説明します。
具体的には以下のようにESを締め括ることをおすすめします。(該当箇所は黄色マーカーが引いてあります。)
私が御社を志望する理由は、2つあります。
一つ目が商社マンとして「日本をより良くしたい」から、2つ目が裁量大きく仕事をできる点に惹かれているからです。
私が商社について知ったきっかけは大学の先生でした。先生は商社というビジネスが社会の基盤を支えていることを授業にて話していました。そこで商社が気になった私は御社の〇〇さんにお話を伺ったところ、商社で働くことは「日本をより良くしたい」と思っている私のビジョンと合致すると考えました。
その中でも御社はカンパニー制を敷いているところで、私に一番マッチしていると考えています。私は自分の役割が大きい時ほど成果を残してきました。例えば学生団体の〇〇がそれに該当します。なので、カンパニー制で裁量大きく仕事ができる御社が自分が一番輝ける場所だと考えております。
私は主体性のある人間なので、主体性を活かして御社に貢献したいと思っております。
(394文字)
最後は御社への貢献を明示
最後は自分の強みを説明し、その強みで御社に貢献できることを説明しましょう。
いくら良い志望動機が書かれていたとしても、採用するべき理由がなければ採用される確率が低くなってしまいます。
なので、採用するべき理由、つまり自分の強みとそれが御社でどのように活きるのかを明示しましょう。
これで志望動機のESは完成です。
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正直かなり簡単だったと思います。これで私の場合は8割以上のES通過率を出すことができました。
さらに詳しく知りたい人は以下の記事を確認することをおすすめします。
志望動機が思い浮かばないときの対処法
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志望動機がどうしても思い浮かばないという時があると思います。
私もそんな時が何回もありました。
そんな時には以下の方法を試してみることをおすすめします。
- 過去ESを見る
- 量産型志望動機を作る
- できることベースで書く
一つずつ説明していきます。
過去ESを見る
志望動機が思い浮かばないなら過去に書かれた志望動機を参考にしようという話です。
先ほども少し触れましたが、今ではOne Careerやunistyleといった過去に先輩が実際に使って通ったESを掲載したサイトがあるので、過去のESを参考にすることが可能です。
なのでこういったサイトを使い、過去のESを参考にしながら志望動機を書いていくと良いでしょう。
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志望動機は先ほども説明しましたが、過去の自分の体験に紐づいているべきなので丸パクリはやめましょう。
あくまでも参考程度にすることをおすすめします。
パクった志望動機でもし仮にESが通ったとしても面接にて深掘りされた時に答えられなくなるのがオチなので、そういった観点からも志望動機をパクるのはナンセンスです。
量産型志望動機を作る
実は、志望動機を量産することができます。
そのやり方は以下の通りです。
- 前半はその業界を志望する理由を入れる
- 後半でその業界の中でなぜ御社なのかを入れる
この方法を使うことで、同じ業界の企業へのESは後半部分を変えるだけでOKになります。
おそらく同じ業界の別企業を受ける人が大半だと思うので、この方法を使って志望動機を量産しましょう。
志望動機の量産方法を知りたい人は以下の記事がおすすめです。
できることベースで書く
みなさんは中途採用の志望動機を見たことがありますか?
実は中途採用の志望動機の定番スタイルは新卒採用の志望動機の定番のものと異なります。
どのように異なるかというと、中途採用のものは「できることベース」で書かれています。
例えば、「私は以前の会社で営業マンとして地区1位の成績を残すことができました。この経験を生かして御社では営業マンとして最前線で働きつつも、営業マンのマネジメントをしたいと思っています」などのものです。
自分ができることを提示し、御社でどのように働きたいか提示しています。
新卒採用でもこの志望動機を使うことができます。
もしどうしてもその企業でやりたいことが見つからない場合は、その企業で自分ができることを提示してみましょう。
まとめ
志望動機は新卒採用において一番大事な項目です。
志望動機が良い志望動機でないと、いくらESや自己PRが完成していても内定をもらうのは難しいでしょう。
このサイトでは他にも志望動機に関する記事をたくさん公開しているので、気になる人は以下の記事から確認してみると良いでしょう。
それではまた。
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小田楓
マーチ生だった楓です。月間1万人以上が訪れる「就活生だからこそ言えること」を伝えるサイト、就活備忘録.comを運営しています。22卒/長期インターン2社→ITベンチャーにて人事
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