外資系企業の内定を目指している皆さんこんにちは。
外資コンサルや外資メーカー、外資系投資銀行などは就活生に非常に人気の企業群ですよね。
かくいう私も外資就活(外資IT中心)をしていたので、外資系企業の良さはわかります。
今回はそんな私が、外資就活をする人が知っておくべき外資就活のスケジュールを紹介します。
この記事の目次
- 外資系企業の目指す人の就活スケジュール
- 内定をもらうためにそれぞれの時期にやるべきこと
それでは早速解説していきます!
外資系就活のスケジュール
前提として外資系企業の就活スケジュールは、日系大手やベンチャーと比べて「めちゃめちゃ早い」です。
3年生の10月ごろには内定が出ることもざらにあります。
基本的には日系大手が始まる3月までに「内定」は出揃うと思ってもらって大丈夫です。
とはいっても全体のスケジュール感がわかないと思うので、まずは全体感を把握しましょう。
外資系企業を目指す人のスケジュール
以下が外資系企業を目指す人の就活スケジュールです。

外資系企業の多くは、夏に行われるサマーインターンから早期選考のパスを出しており、早期選考経由で内定を出すのが多いです。
そのため、サマーインターンに合格することを1番最初の目標としてこのスケジュールを組んでいます。
おそらく1番選考が始まるのが早い日本マイクロソフトだと、5月からサマーインターンの選考が始まります。
ということで、外資系企業を本気で目指す人は3年生の4月ごろから就活を始めるのがおすすめです。
ここからは時期ごとにすることの説明です
例えば、今7月なのに4月や5月にするべきことを読んでもあまり実りがないですよね。
以下の目次を使って適宜みなさんに最適な場所まで飛んでください。
4月/5月:ES対策と自己分析

3年生になったばかりの4月から就活の対策を始めるのが理想的です。
正直早すぎると思っている人もいると思いますが、本当に外資系のトップ企業から内定をもらいたい人はこの時期から動いています。
4月・5月でやるべきことは、6月に控えるサマーインターンシップのエントリーシート(ES)の対策です。
先ほども説明しましたが、8月・9月にあるサマーインターンシップが外資系企業から内定をもらうためには非常に重要です。
なので、サマーインターンに参加するためのESの対策も重要な項目になります。
ESについて
ESなんて簡単に書けるよ。
志望動機や自己PRを書くだけでしょ?
と思っている人もいるかもしれません。
結論、ESは対策しないと、選考に通過する良いESは書けません。
なので、ESの対策は必ず行いましょう。
ESの対策方法は以下の記事で解説しています。
自己分析について
ESを書いているうちにぶち当たる壁が「自分の強みってなんだろう、やりたいことってなんだろう」という問いかけです。
これらの問いに答えるために自己分析をしてみましょう。
自己分析とは
自己分析とは、自分の強みや自分に合っている職場、自分のやりたいことなどを理解するために行うことです。
自己分析をすることで、面接で自分の強みをアピールできたり、自分のモチベーションが高まる環境がわかるようになります。
つまり、自己分析をすることで自分の強みがわかり、自己PRが書けるようになると言うことです。
自己分析のやり方
自己分析のやり方がわからないという人も多いと思います。
かくいう私も自己分析の目的や終わりが全くわかりませんでした。
そんな私でしたが、就活を終える頃には自己分析の目的や終わりがわかりました。
以下の記事で自己分析の目的とやり方を解説しています。
6月/7月:サマーインターンのES・ウェブテストと面接

6月にもなるとマッキンゼーやベインなどの外資系コンサルティングファームはサマーインターンの選考を始めます。
つまりESの提出や面接が始まるということです。
今からサマーインターンのESと面接について解説していきます。
サマーインターンのES
サマーインターンのESに関していうと、正直足切りラインは低く、楽勝だと思います。
サマーインターン選考時に就活をしている学生は多くないため、倍率も本選考に比べると低いです。
また、そもそもインターン自体が「会社のことをもっと知って欲しい」という目的で行われているものなので、強い志望動機は要求されません。
私のサマーインターン参加希望理由は「御社の社風と社員さんの雰囲気をもっと知りたいから」でした。
これでも全然ESを通過できたので、気を楽していきましょう。
自己PRとガクチカは別
とはいっても、志望動機と違い、自己PRとガクチカは高いレベルのものを要求されます。
なので、自己PRとガクチカには多くの対策時間を割くようにしましょう。
先ほども少し紹介しましたが、自己PRやガクチカのESの書き方を知りたい人は以下の記事を確認することをおすすめします。
サマーインターンのウェブテスト
思わぬ落とし穴になるのがウェブテストだと思っています。
高学歴の人ほど勉強しないでも通過できると思い、勉強せずに挑んで落ちてしまうというパターンになりがちです。
基本的にウェブテストは絶対に落ちてはいけない選考なので、しっかりと対策をしていきましょう。
逆に言うと、対策をしっかりすれば落ちることはほぼありません。
ウェブテストの対策方法
ウェブテストの対策方法は大きく分けて2つあります。
- ウェブテストの対策本を買う
- ウェブテストの回答を作る
詳しく知りたい人は以下の記事を確認してみることをおすすめします。
サマーインターンの面接
サマーインターンに参加できるかそうではないかの差は、面接で大きく出ると思います。
なぜなら、ESは足切りをするための選考ステップですが、面接は「サマーインターンシップに参加するべき人を選びための選考」だからです。
なので端的にいうと、面接の対策はめちゃめちゃ大事で、しっかり対策をすることをおすすめします。
面接の対策方法
面接の対策方法としては、とにかく場数を踏みまくるという方法がおすすめです。
例えばバスケのフリースローが上手くなりたいなら、ドリブルやパスではなく、フリースローを練習しますよね?
それと一緒で、面接が上手くなりたいなら面接の数をこなすのが1番効率が良い方法です。
私は面接を50回以上こなし、面接が上手くなりました。
面接の場数を踏む方法
場数を踏む方法としては、友達や先輩などと模擬面接を頼むことをおすすめします!
友達や先輩に模擬面接をしてもらえない場合は、学校のキャリアセンターや就活エージェントなどに依頼すると模擬面接をやってくれますよ。
模擬面接のやり方は以下の記事で徹底解説しているのでぜひチェックしてみてください。
正直、ブックマーク推奨です。
外資系コンサルを受ける人
コンサルファームを受ける人はケース面接の対策も絶対に忘れてはいけません。
ケース面接を対策なしで受かるのはほぼ不可能です。
ケース面接の対策に関してはYoutubeや下記の「東大生が書いたケース面接対策本」などで対策をしましょう。
8月/9月:サマーインターン本番

8月になり夏休みに入ると、サマーインターンが始まります。
外資系のサマーインターンは選考要素バチバチのインターンなので、早期選考パスをもらえるように努力しましょう。
サマーインターンから選考パスをもらうには
単刀直入にいうと、サマーインターンから早期選考のパスをもらえる人は以下のような人だと思います。
社員が一緒に働きたいと思った人間
これだとまだまだ抽象的だと思うので、これをさらに細分化したいと思います。
私が考える上記の細分化は以下になります。
論理的思考力×リーダーシップ×コミュニケーション能力×社風とのマッチ
なので、上記をアピールできるように事前に会社を調べたり、論理的思考力をアピールできるようにしたりしましょう。
サマーインターンに参加していない時は?
サマーインターンに参加していない期間は何をすればいいの?と言うのはよく聞かれる質問です。
結論を言うと、以下の4つのことを行いましょう!
- 自己分析
- ケースとフェルミ推定を含めた面接対策
- 本選考を受ける企業の絞り込み
- 友達と遊ぶ
特に②の面接対策は絶対に行いましょう。
10月から本選考が始まります
外資系企業の多くでは10月ごろから本番の選考が始まります。
せっかく書類選考が通ったのに、面接が不十分で落ちたとなってしまってはもったいないです。
なので面接の対策はこの時期から進めておきましょう。
受ける企業の絞り込みもしておこう
また、③の受ける企業の絞り込みもこの時期にしておくべきでしょう。
10月から早期選考やウィンターインターン対策に時間を使うようになります。
そうすると企業研究や受けたい企業絞り込みなどに時間を割けなくなります。
なので8月/9月の夏休み期間に少しでも進めておくことをおすすめします。
10月/11月/12月:本選考とウィンターインターン選考

10月ごろから、サマーインターン経由での早期選考(本選考)が始まります。
外資系企業は内定出しが早いため、この早期選考が内定獲得のメインルートです。
ちなみにここでは3月以前に始まる選考のことを早期選考と呼んでいます。
※早期選考の定義は決まっていないので人によってまちまちです。
今から早期選考の攻略法を解説していきます。
早期選考の攻略法
まず、外資系企業の本選考において私が重要だと感じているのは「地頭力」です。
私が受けていた外資系企業の選考では必ずといっていいほどケース面接のような地頭力を問われる質問をされました。
おそらく少数精鋭で企業を回していくケースが多い外資系企業特有のものでしょう。
なので、普段からケース面接の練習やニュースに対して自分の意見を持つ練習などをしておきましょう。
志望動機も重要
また、志望動機ももちろん重要です。
個人的な感想としては外資系企業ではその企業に入りたい理由よりも、その企業で何をしたいのか、自分のやりたいことを叶えるためにはその企業が最適な選択肢なのかというのを問われたような気がします。
なので私からのアドバイスとしてはその企業に入ることで、自分のやりたいことを叶えられるということを伝えるのをおすすめします。
日系の企業とは違って、人材の流動性が高いのが外資系企業。
離職に対してマイナスな印象を持っていないので、やりたいことを全面に押し出してOKです。
気をつけて欲しいこと
企業によっては一度選考に落ちたらもう選考を受けれない企業もあります。
例えばP&Gは早期選考だとしても落ちてしまったら、本選考は受けることができません。
なので自分が受ける予定がある企業が一度落ちたらもう受けることができない企業なのか確かめるようにしましょう。
確かめる方法としては、ワンキャリアやユニスタイルなどの先輩の選考レポートを使うのが一番効率が良いです。
ウィンターインターン選考の攻略法
ウィンターインターンは前提としてサマーインターンよりも厳しい戦いになることが予想されます。
理由は以下の通りです。
- より多くの学生が応募する
- サマーインターンと違い、志望動機のレベルが上がっている
ですが、ウィンターインターン選考の対策はサマーインターン選考の対策と同様で大丈夫です。
本選考とウィンターインターンどっちを受けるべき?
本選考とウィンターインターンのどちらを受けるべきかという質問もよく見ます。
まず前提として、ウィンターインターン募集をしている企業は大抵の場合、同時期に本選考は募集していません。
ただ、ウィンターインターンを募集している企業と本選考を募集している企業の志望度が一緒の時はどちらを受けるべきという質問だった場合、答えは「本選考」です。
理由は幾つかあるのですが、最も大きなものとして「内定を取ると就活が楽になる」からです。
内定をもらうことができれば後は本当に志望している企業だけを受けるので十分になるので、一つの企業に割ける時間が増えます。
1月/2月:本選考

1月にもなると、どんな外資系企業でも基本的に選考の募集が始まります。
このタイミングで申し込んだ人が3月手前で内定をもらえるといった感じです。
つまり外資系企業を志望しているのであれば、3月前には結果が出揃います。
本選考の対策
基本的に先ほど説明した早期選考の対策方法と変わりません。
ES・ウェブテスト・面接の対策をして内定をもらえるように準備しましょう。
逆にいうと、1月までにESとウェブテストの対策ができていないと外資系企業から内定をもらうことは難しいです。
なので外資系企業を目指す人は1月までにはESとウェブテストは完璧にしておきましょう。
面接の対策は1月からでも間に合う
どうしても時間がないという人は面接の対策を1月から行いましょう。
一般的には遅い方ですが、面接はESとウェブテストを通過できた場合のみ受けることができます。
なので、まずはESとウェブテストを通過できるようにこの2つの対策をしましょう。
本選考が不安?
まずはどこが不安なのか自分の中で分解しましょう。
ESが不安なのか、ウェブテストが不安なのか、面接が不安なのか。
ここがしっかりわかっていないと、不安という気持ちに対して最適解が打てません。
自分が何が不安かわかったら、その不安に対してどのように対策をすれば不安がなくなるのか考えてみましょう。
それは知識が足りなくて不安なのか・経験が足りなくて不安なのか等を考えてみることで最適な打ち手がわかります。
3月:内定
みなさん、ここまで大変お疲れ様でした。
長い人だと、3年生の4月から3月と約1年も就活をされる方がいるかもしれません。
1年も就活をしている人はメンタルが相当強くなったのではないでしょうか。
就活は大事
皆さん知っていると思いますが、就活は大事です。
なぜならファーストキャリアが大事だからです。
転職をするにしてもファーストキャリアで何をしていたのかは見られますし、斜め上に転職するには全く違う職種で挑戦することは無理でしょう。
この記事を読んでいる方の多くは外資系コンサルファームや外資系メーカー、外資系IT企業などに行きたい人でしょう。
最後にネット上の1人の戯言として私の意見を書かせてください。
外資系って本当にいい?
私は外資系企業に行くことにあまり肯定的ではありません。
実際に外資系企業の選考をいくつか受けていましたが、結局はITベンチャーに決めました。
理由は「外資系企業に行くと日本支社はプレゼンスが低く、ソルジャーのように扱われることがある」からです。
確かにネームバリューや待遇はめちゃめちゃ魅力的だと思います。
ただ転職や起業をするにあたって、外資系企業で「駒」として働いている自分とITベンチャーで「核」として働いている自分を比べた時に、私は後者の方がライフタイムで見ると価値が高くなると判断しました。
このように自分が目指す姿を決めて、そこから逆算するようにして就活することはすごいおすすめなので皆さんも将来なりたい像から逆算して就活をしてみましょう。
長くなりましたが言いたいこととしては「外資系企業のネームバリューと待遇に騙されるな」ということです。
まとめ
今回は外資系企業の選考スケジュールを紹介しました。
外資系企業は選考がとても早く、日系大手が始まる3月には終わってしまうことが大半です。
もし外資系企業を受ける予定なら今すぐにでも行動することをおすすめします。
その際はぜひESを提出してみるというところから始めてみてください。
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