- 企業選びの基準(就活の軸)はどうやって作ったらいい?
- 企業選びの基準におすすめの項目ってある?
皆さんはこういった疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事はそんな皆さんにぴったりの記事となっています。
この記事を読むとわかること
- 企業選びの基準を定める理由
- 企業選びの基準を聞かれる理由
- 企業選びの基準を明確にするメリット
- 企業選びの基準の作り方
- 企業選びに関して持つべき基準
- 企業選びの基準を定めるときに役立つポイント
この記事を読めば、「企業選びの基準」に関する疑問が基本的には全て解消されると思います!
それでは早速解説していきます。
- 就活備忘録.comの管理人
- 22卒の就活生(某有名ITベンチャー内定)
- 当サイトは月に10,000人以上の就活生が閲覧
企業選びの基準を定める理由

企業選びの軸を就活生のほとんどの人が、作って就活をしています。
しかしながら、なぜ企業選びの軸を作っているのか理解していますか?
結論を言うと、企業選びの軸を決める理由は「就活の効率化」のためです。
今からなぜ「就活の効率化」をしないとダメなのか解説します。
企業選びの軸がないと…
企業選びの軸がないとどうなってしまうでしょうか?
結論、何万とある企業を一つ一つ検討していく必要が出てきてしまいます。
その企業が自分にとって魅力的かそうではないか、合っているのかそうではないのかという判断軸がなければ、一つ一つしらみつぶしに見ていく羽目になります。
ただそうなっては時間がとんでもなくかかります。
なので、企業選びの軸を定めて、自分に合っている企業を効率よく探せるようにするということが重要です。
企業選びの軸を作るには自己分析が必要
企業選びの軸を作るには、自己分析が必要となります。
自己分析をしないと、自分がどんなことを職場に求めているかなんてわからないですからね。
自己分析は就活のコアになるもので、就活において一番大事なものです。
なので、自己分析をやったことがない人も、自己分析をやっているけど中途半端な人も、自己分析に取り組みましょう。
ちなみに自己分析は早くから始めて、長くやり続けることで、他の就活生よりも圧倒的に深い自己分析ができるようになるので、できる限り早く自己分析を始めることをおすすめします。
企業選びの基準を聞いてくる理由

企業側が、企業選びの軸を聞いてくるのはなぜなのでしょうか?
具体的には以下の2つの理由から企業は企業選びの軸を面接などで聞いています。
- 入社意欲はあるか
- 自社にマッチする人材か
入社意欲はあるか
企業選びの軸を聞くことで、内定出しをしたときに承諾してくれるかを推測することができます。
もし企業選びの軸とその会社がしっかりとマッチしている場合は、内定を出したら承諾してくれる可能性が高いです。
逆に企業選びの軸とマッチしていないのに選考を受けている会社の場合は、内定を出しても蹴られる可能性が高いので、内定を出すことも渋ることがあります。
このように企業選びの軸を聞くことで、内定の承諾率がある程度わかるので、企業側は企業選びの軸を聞くのです。
自社にマッチする人材か
企業側は、皆さんのニーズを企業が満たせるかという観点でも見ています。
というのも新卒で入ってくる人には長く働いてもらって、将来の中心人物になってほしいと思っているからです。
例えば、実力主義の職場がいいと思っている人が安定志向の大手企業に応募していたらどうでしょう。
おそらくミスマッチが起こってしまい、すぐ辞めてしまいそうですよね。
なので、企業側は企業選びの軸を聞いて、それが自社で提供できそうなのか確かめているということです。
企業選びの軸になる5要素を紹介

企業選びの軸にどんな要素を入れればいいのか悩んでいる人もいるでしょう。
私も「結局どんな要素を入れれば納得感の強い企業選びの軸になるんだろう」と考えていた時期がありました。
なので、今から企業選びの軸に入れるべきおすすめの5要素を紹介します。
※企業選びの軸には3つの要素を入れておけば十分です。5つとも入れる必要は一切ないです。
- 社風
- 仕事内容
- 安定性
- 社会貢献度
- 待遇
順番に説明します。
社風
当たり前ですが、社風は非常に大切です。
皆さんがこれから何年と働く職場ですから、どんな人がいて、どんなカルチャーなのかというのは何よりも注視すべきでしょう。
社風をネットの情報だけで知るのは若干難しいので、後ほど説明しますが、OBOG訪問などをすることをおすすめします。
仕事内容
仕事内容も重要な項目です。
なぜなら、仕事内容が自分の求めているものではない場合、離職したくなる可能性が高くなるからです。
私の場合、営業のような仕事内容よりもマーケティングのような仕事内容の方が性格にあっていると思っています。
しかしながら入社したら営業をすることが確定の会社に入社しても楽しくないですよね。
なんせ、自分のやりたい仕事ではないので。
なので、仕事内容を企業選びの軸に入れるのもおすすめです。
安定性
長く働く場合、会社が安定しているかどうかは重要な項目です。
また皆さんがどれだけリスクをとって働きたいかによって、この項目は大きく変わります。
安定している会社に入ることで、自分の食い扶持がなくなる可能性は低くなります。
ですが、安定している会社ということは、イノベーションが起きづらく、実力主義のような会社を求めている人には合わないでしょう。
このように自分がどれくらいの安定性を会社に求めるのか明確にすることがおすすめです
社会貢献度
皆さんがどれくらい社会に貢献したいかというのも就活の軸を決めるときの判断軸になります。
例えばお金持ちのための銀行である外資系投資銀行などは、社会への貢献度が低いといってもいいでしょう。
なぜなら、その存在がなくなって、99%の人は困らないからです。
ですが、電力や電車などのインフラがなくなったらほとんどの人が困りますよね。
このように自分がどれくらい社会に貢献したいかによって、判断軸を定めることが可能です。
待遇
会社の福利厚生や給料に関する判断軸を定めるのもOKです。
例えば、リモートワーク可能であったり、フルフレックス制であったりは待遇の一部です。
私はリモートワーク可能で、フレックスな職場という軸で就活をしていました。
企業選びの基準の作り方を解説します

ここからは企業選びの基準(就活の軸)のつくり方を説明していきます。
具体的には以下の4つの観点で、企業選びの基準を作成することがおすすめです。
- 社風
- 福利厚生
- スキルアップできるか
- 職種
順を追って解説していきます。
社風
就活生が入社後に後悔する理由のトップが、社風とのミスマッチです。
なので、自分と似た社風がある会社に入社することは、入社後の皆さんの幸せにとって非常に重要です。
どんな人と働きたいか
具体的な基準の作り方ですが、「どんな人と一緒に働きたいのか」というのを軸にして考えていきましょう。
私の場合は、「本気で何かに打ち込める人」と働きたいと思っていたので、それを軸にしていました。
なかなか思いつかない人は、周りの友達でどんな人がいるか考えてみましょう。
おそらく、友達と同じような性格の人がたくさん働いている職場では、皆さんは楽しく働けるでしょう。
人が集まることによって、そこに社風が生まれる。
なので、人と社風は基本的には一緒です。
福利厚生
福利厚生や給与も非常に重要です。
今バイトで稼いでいる金額よりも多くもらえるから、給与には注視していない就活生が多いと思います。
ただ、給与はめちゃめちゃ大事で、生涯年収で考えると「絶対的」な差が生まれるんです。
他の就活サイトでは言われることはないと思うので、就活生と同じ立場に立っている私だから言います。
実は、中小企業と大企業に就職するのでは、生涯に稼ぐお金が1億円も違うんです。
この事実を知っているとの知らないのでは、ファーストキャリアへの考え方が大きく変わると思います。
なので、具体的に「自分がどれくらい稼ぎたいのか、どんな福利厚生がある会社がいいのか」という基準を持つようにしましょう。
スキルアップできるか
皆さんはVUCAという言葉を聞いたことがありますか?
VUCAとは先の見えない時代ということで、私たちはその世代に生きています。
このVUCAの時代に生きる人には、スキルというものが非常に重要になってきます。
もし気を悪くする人がいたら申し訳ないのですが、スーパーのレジ打ちって10年後もいると思いますか?
多分答えは、「いない」ですよね。
もしかしたら5年後にはいなくなっているかもしれません。
それはなぜかというと、ロボットやAIにとって変わられてしまう職業だからです。
なので、スキルがしっかりとつけられる会社に行くことを強くおすすめします。
気になる人のために、今後10年で消える会社のランキングが書いてある記事を載せておきます。
職種
皆さんは職種という軸で、企業を選んでいますか?
日本では総合職採用ということで、職種を入社次に決めずに採用をする場合が多いですよね。
とは言っても、最近では「ジョブ型」採用という、職種ごとの採用も当たり前になりつつあります。
私はジョブ型を選んだ
私は「ジョブ型採用」の企業に内定をもらっています。
なぜ私が皆さんに職種を見て欲しいかと言いますと、今後生き残れるのはスペシャリストのような存在だからです。
中途採用のマーケットはどんどん大きくなり、流動性が増しています。
それは、人材の入れ替わりが激しいということを意味します。
そんな中で、経理をやったり、営業をやったりしている器用貧乏な人と、特定の領域に特化したスペシャリストだったら、どっちの方が需要が高いですかね?
おそらくスペシャリストですよね。
なので、職種という企業選びの軸を持つのは今後のキャリア戦略を立てるにあたっておすすめです。
企業選びに関して持つべき基準3つとは?

ここからは、企業選びに関して持つべき基準を3つ紹介します。
これは先ほどと違い、本音の基準という印象が強いです。
何を言っているのか訳わからないという人もいると思いますが、大丈夫です。
今から丁寧に解説します。
以下が、皆さんが持つべき本音ベースでの企業選びの軸になります。
- 自分が絶対に許せないものは何か
- 自分が一緒に働きたくない人はどんな人か
- 将来何をしたいのか
順を追って解説していきます。
自分が絶対に許せないものは何か
まずは皆さんが絶対に許せないものを排除しておきましょう。
もし仮に、その会社の99%が好きだったとしても、絶対に許せないものがあると、その会社にいるのがしんどくなります。
例えば、女性では管理職になれないとか、LGBTQの人への対応が全くできていないなどがあります。
私の場合は、個人の実績によらず、一律で年次に応じて給与が上がるというシステムが嫌でした。
なので、そういったシステムを持っている会社は一切受けませんでした。
皆さんの中にも、絶対に許せないものってあると思います。
それを洗い出してみましょう。
自分が一緒に働きたくない人はどんな人か
先程の基準では、「一緒に働きたい人」の話をしました。
それは、面接などで話すべき基準だからです。
ただ、それと同時にみなさんが絶対に一緒に働きたくない人もいると思います。
例えば、全然やる気がない人、嘘をつく人などです。
皆さんが一緒に働きたくないと感じる人が多い会社に勤めてしまった場合、皆さんはストレスに押し潰されるでしょう。
そうなる前に、入社前から「一緒に働きたくない人」を洗い出しておくことで、その懸念を回避することができますよ。
将来何をしたいのか
本音ベースで、将来何を自分がしたいのか考えることも大事です。
会社というのはあくまでも働く場所で、そこが皆さんの全てではないですよね。
なので、自分が本当になりたい姿を想像しましょう。
そして、その姿が希望している企業で叶えられそうかというのを考えるのがおすすめです。
ちなみに私の場合は、遊んで暮らしたいと思っているので、それが叶えられそうな会社がいいなと思っていました。
自己分析が必須
みなさん、この記事を読んでいる中で気づいたと思いますが、自己分析が必須なんですよね。
自己分析をしていないと、自分が将来どんな姿になりたいのかわからないですし、どんな人が嫌いなのかもわからないです。
なので、自己分析をしていない人は絶対にすることをおすすめします。
また、自己分析をもう常にしている人でも、以下の記事が参考になると思います。
企業を効率よく調べる方法を紹介します

最後に企業を効率よく調べる方法を解説します。
企業選びの基準を設定できても、企業を調べる方法がわからなければ、意味がありません。
具体的には、以下の3つの方法が私が実践して良かったと思う方法です。
- 就活サイトで見つける
- Youtubeで合同説明会をみる
- 新聞を読む
順を追って解説していきます。
就活サイトで見つける
まずは定番の就活サイトで、新卒採用をしている企業を見つける方法です。
ここでのポイントは「使うサイトによって得られる企業群」が全く違うということです。
みなさんはマイナビやリクナビなどの就活サービスはもう常に登録してあると思います。
では、「ワンキャリア」や「unistyle」といった就活サイトは登録しているでしょうか?
おそらく、登録していない人がたくさんいると思います。
上記の2つの就活サイトは、ワンランク上の企業を目指す就活生に人気のサイトで、ワンランク上の企業が見られるだけではなく、過去に選考を受けた先輩が書いた選考体験レポートを読むことができます。
非常に便利なので、チェックしてみる価値はあるかもしれません。
Youtubeで合同説明会をみる
合同説明会ってどうしても幕張メッセとか東京駅の近くとか、大きな会場に行かないといけませんよね。
それってすごいめんどくさいじゃないですか。
なので、Youtubeでオンライン合同説明会をみようというのが、2つ目の方法です。
これをおすすめする理由は、オンラインで短い時間で多くの企業を知れるからです。
こちらもワンキャリアで申し訳ないのですが、ワンキャリアには「スーパーライブ」というものがあります。

これは、オンラインでラジオ感覚で様々な企業の情報を知ることができるイベントです。
このようなイベントがYoutubeで配信されているので、オンライン合同説明会を有効活用して、たくさんの企業を効率的に知りましょう。
新聞を読む
新聞にはたくさんの企業の情報が載っています。
なので、企業を知りたい時には経済新聞を読むのがめちゃめちゃおすすめです。
毎朝5分チェックするだけでも、様々な企業の名前をインプットすることができるでしょう。
ちなみに私のおすすめは、日本経済新聞です。
結論:企業選びの基準はこれでOK
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
企業選びの基準はなかなか定めるのが難しいかもしれませんが、1日で定める必要はありません。
毎日じっくり考えることで、本当に腹落ちするものが考えられると思います。
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