面接で志望動機を話すときにどうやって話せばいいのかわからない…
ガクチカと自己PRはうまく話せるのに、志望動機だけが苦手。
面接で志望動機を話すときにどうやって話せばいいのかわからない…
ガクチカと自己PRはうまく話せるのに、志望動機だけが苦手。
こういった疑問を解決します。
この記事を読むとわかること
この記事を読めば「面接で志望動機を話すことに不安を感じなくなり、自信を持って面接を受けれるよう」になります。
全て詰め込んだ結果、1万字を超える記事となっていますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです(^ ^)
まずは面接で志望動機を聞かれる理由を考えてみましょう。
基本的には以下の3つの理由から、面接で志望動機が聞かれます。
順番に説明します。
ちなみに上記はESの志望動機でも見られている箇所となっているので、要チェックです。
やはり、志望動機を聞く一番の理由は「入社意欲を知りたいから」です。
会社としては、就活生を雇う以上、モチベーション高く働いてもらわないと困ります。
なので、入社意欲を聞いて、モチベーション高く働き続けることができるのかというのを判断します。
データを見ても同様
事実、リクルートの調査「就職白書」によると、72%の企業が採用にあたって「企業への熱意」を重視すると答えています。
なので、面接で熱意を込めて入社意欲を伝えることは、「内定率」に直結しています。
世の中には、会社は何百万という数があります。
その中から「なぜ弊社を希望しているのか」というのが、会社からすると気になります。
なぜ「弊社じゃないとダメなのか」に答えられるように
「なぜ弊社なのか」という質問に答えるときに、他の会社でも実現できることを答える人がいます。
これ自体はOKで、その会社でしか実現できないことというのはないのが当たり前だからです。
ですが、それだと「じゃあ競合他社受かったら、そちらに行ってしまう可能性もあるのか…」と面接官に考えられてしまいます。
なので、「なぜ弊社なのか」ではなく、「なぜ弊社じゃないとダメなのか」という質問に答えられる回答を答えるようにしましょう。
中途採用と違って、新卒採用はポテンシャル採用のため、ある程度長く働いてもらうことを前提としています。
なので、会社が向かっている方向(=ビジョン)と向いている方向が違う就活生を採用はしないでしょう。
※例えば、インターネット事業と印刷事業をやっている会社Aはインターネット事業から撤退するのを決めています。
そこで、就活生に「インターネット事業で〇〇をしたいです!」と言われても、それを叶えることはできませんし、長期的視点と違うので、採用に踏み切るのも難しいです。
ビジョンは公式HPで見ることが可能
ビジョンは、どこで確認することができるの?
結論、企業の公式HPで見ることが可能です。
企業のHPを訪れると、大抵の場合、企業倫理やビジョン、パーパスが書いてあります。
なので、企業の公式HPを確認すればOKです。
上場企業であれば、中長期経営計画を見ることもできます。
興味がある人は、「中長期経営計画 見方」などで検索してみるとGoodです。
結論、文字ベースのESの志望動機と、会話ベースの面接の志望動機は見られているポイントが違います。
順番に説明します。
ESの段階では、面接官は具体的にあなたがどんな人なのかわかっていません。
どんな声で、どんなコミュニケーションを取るのかなどは一切知らないでしょう。
なので、ESにて伝えられる情報は文字ベースのあなたの情報です。
逆にいうと、文字だけで「なぜその企業を志望しているのか」を伝える必要があります。
なので、ESの段階では「いかに読み手に志望動機をイメージさせることができるか」というのが大事です。
>>ESの対策方法をガクチカ・自己PR・志望動機ごとに解説【初心者から中級者向け】
ESでは客観的に「なぜ志望しているのか」を説明できる日本語力(=文章力)が必要と言いました。
対して、面接では気持ちが見られています。
「どれだけその企業に入りたいのか」というのを最終的に語るのは、完璧な志望動機ではなく、熱意です。
仮にESの段階で完璧な志望動機を作り上げたとしても、面接でESの志望動機の朗読をおこなっているようでは絶対に内定はもらえないでしょう。
面接では、気持ちを全面に押し出すようにしましょう。
結論、面接での志望動機の伝える時のポイントは以下の通りです。
大事なので、しばしお付き合いください。
新卒採用における面接では、皆さんもご存知だと思いますが、現状のスキルレベルが見られることはほぼありません。
大事なのは入社意欲、別の言葉では「志望動機」です。
志望動機自体では差がつきにくい
近年は、ワンキャリアやユニスタイルといった「選考体験記」がたくさん見れるサイトがあります。
そのため、就活生は「先輩たちが使って内定をもらえた志望動機」を見れてしまうため、志望動機自体では差がつかないのが正直なところです。
なので、自分だけのストーリーを作って、「なぜ御社じゃないとダメなのか」というのを明確にしましょう。
こうすることで、面接官の頭の中に残ることができ、選考の通過率が上がります。
私の場合は、「なぜ御社に入ることが自分にとっての最適解なのか」を伝えるようにしていました。
皆さんは志望している企業が作っているサービスや行っている事業に共感していますか?
もしその企業から内定をもらって入社した場合、その企業が行っている事業やサービスの発展のために皆さんは働くことになります。
つまり、皆さんはそのサービスや事業内容を好きになっていないと、「つまらないなぁ」と感じながら、働く毎日になってしまいます。
こうなってしまっては、会社にとっても、皆さんにとっても不利益です。
そのため、もちろん会社も「自社のサービス」に共感していない人は、雇うつもりはありません。
なので、面接では志望している企業の事業内容やサービスが好きで、その発展のために働けることをアピールしましょう。
就活における皆さんのゴールは、内定をもらうことでしょう。
しかし企業のゴールは、皆さんが実際に働き始め、企業に利益を還元してくれることです。
なので、入社後に活躍しているイメージを面接中に植え付けられるかどうかが勝負になってきます。
特に二次面接以降になると、現場で働いている社員や役員などが出てくるので、これらの人に働いているイメージを植え付けられるようになりましょう。
とは言っても、自分が働いたことがない企業で働いているイメージを沸かすのは難しいです。
なので、OB訪問をするのがおすすめです。
OB訪問をして、現場の社員がどんな風に働いているのかわかれば、自分の中での「その企業で働くことへの解像度」が上がります。
そして、それを面接で話すことで、面接官である現場の社員からは「この就活生は成果を残してくれそうだな」とポジティブなイメージをもらうことができます。
>>オンラインでOB訪問(OG訪問)する方法を紹介【私もしました】
志望動機を話すときには、熱意が必要です。
ただそれと同じくらい、ロジカルに話すことも必要になります。
これらを論理的に話すことで、面接官に納得してもらえる可能性が高まります。
また、結論ファーストで話すことも本当に重要なので、ここにも注意するようにしましょう。
悲報です。就活生の多くは「Will」ばかり話しています。
確かに「Will」は大事なのですが、自分が御社に入った時に出せるバリュー、すなわち「Can」も同様に重要です。
むしろ、Willというのは実現したいことであり、必ずしも会社にとって利益的とは限りません。
ただ、Canは会社にとって自分という人材を雇うことでどのようなメリットがあるのかを提示しているため、会社にとって利益的です。
皆さんが面接で伝えている志望動機はどうですか?
Willが多い志望動機ではないでしょうか?
もしその場合は、Canを組み込んだ志望動機にしましょう。
上記を徹底すれば通過率アップ
ということで、今紹介した5つをちゃんと実行すれば、面接の通過率アップは間違い無いでしょう。
改めてですが、以下の5つです。
面接では「あなたの志望動機はなんですか?」と直接的に聞かれることは少ないです。
なので、「この質問が来たら志望動機についての質問だ」とわかるようになると、面接の通過率を上げることができます。
具体的には以下の3つのタイプの質問が、志望動機に関する質問です。
一つずつ具体的に解説していきます。
皆さんは面接で、「あなたの就活の軸はなんですか」という質問を受けたことがあると思います。
この質問は志望動機を聞いている質問と近い質問になります。
というのも、就活の軸は「選考を受ける企業を選ぶ理由」であり、御社の選考を受けている理由になるからです。
企業選びの軸に関する質問では、以下のような質問をされることが見受けられます。
就活の軸の作り方がわからない人は以下の記事を確認してみることをおすすめします。
就活の軸は、何万とある企業から「なぜ弊社なのか」を絞り込むためにあるものです。
そのため、特定の企業に絞り込むものでもないですし、「なぜ御社なのか」を伝えるものでもありません。
なので、就活の軸を使ってある一定数の企業群に絞り込んだ後に「なぜ御社を受けているのか」というのを伝える必要があります。
就活の軸だけを伝えても「それだったら、うちじゃなくてもよくない?」と言われてしまいますからね。
>>「それうちじゃなくてもよくない?」という質問への返答方法と意図を解説!
「なぜ弊社なのか」に関する質問では、以下のような質問が見受けられます。
二次面接以降の面接になると、入社後のキャリアプランを聞かれることが増えます。
このキャリアプランに関する質問も、志望動機を聞いている質問です。
なぜなら、入社後にやりたいことがある(=キャリアプランがある)からその企業を志望しているはずだからです。
なので、キャリアプランのことを聞かれたら志望動機を聞かれているのだと理解するようにしましょう。
ちなみに、以下のような質問例が該当する質問例です。
ここまでは、面接で志望動機を聞かれる時の質問例を説明しました。
ここからは、業界ごとの志望動機の回答例を紹介します。
※ここでの志望動機はワンキャリアを参考にしています。あくまでも参考程度に使用することをおすすめします。
自分自身が商材なることで人間性を活かせる点、また社会の根底を支えることができる点の二点から証券会社を志望します。
中でも貴社は、強固な顧客基盤による信頼性と柔軟なビジネスモデルによる成長性で、今後もお客様の多様なニーズに対応することができると考えています。またインターンやサークルを通じて培った、主体性を活かすことでお客様を深く理解し、多様なニーズに応えることのできるリテール営業として活躍できると考えます。
そしてリテール営業の経験を活かし、高い専門性と経験が求められるPB部門において金融のプロフェッショナルとして自身の付加価値を高めていきたいです
貴社のセールス職を志望する理由は2点ある。
第一に、業界のリーディングカンパニーであるからだ。日本No.1であり業界を牽引する貴社は、今後も海外事業に注力し、アジアNo.1の食料品メーカーへの軌跡を辿っている最中だと考える。そんな挑戦と変革の時期に入社し、貴社の高品質な製品を世界中の生活者に届けたいと考えた。
第二に、貴社のセールス職がソリューション型営業であるからだ。コンサルタントのように、お客様の経営課題の解決策と合わせて製品を提案することで、生活者に対してより良い体験価値を提供できると考えた。また、ロジカルな思考とコミュニケーションが求められるため、自身の成長にも繋がると考えた。
教育は多くの人が、助け合っていく必要があると思っています。その中でもやはり現場の意見は非常に重要です。
私自身子供にプログラムを教えてきましたが、単語選びや、知識をブレイクダウンして伝えるのは難しく、教員の大変さを知りました。
貴社はインフラとして、行政と現場をソフトウェアを通して繋でいます。だからこそ出来るサポートがたくさんあると思います。貴社では教員に向けての研修を多く行っていると聞いております。私もその研修に参加し、子供達に直接プログラムを教えた経験や、技術職という立場からお手伝い出来ることもあると思います。
貴社に入社できれば技術者の知見を用いながら、教員・子供保護者・行政などの多くの人と関わりを持ちながら新しい教育を作って行きたいです。
私は繊維を適切に流通させることで、経済を支えたいと考え貴社を志望しました。
私は大学時代経済学部に所属しており、お金の流れについて、経済の流れについて学びました。経済を回すためにはお金を回す必要があり、お金を回すためにはモノを流通させなければなりません。
モノの安定した流通を支えているのが商社であり、経済にとって欠かせない存在であると感じました。私は特に食品は経済を動かすためにも、人間を動かすためにも必要であると考えています。
私は大学時代に培った経済の知識を活かし、食品分野に強みのある御社で、食品流通の適正量を考えることで活躍していきたいと考えています。
コンサルティング業界を志望する理由は、時代に適合して早期に成長できる環境であると考えるからである。
数年ごとに全く状況が異なる激動の現代では、時代のニーズに合った成長が求められ、変化を拒む人間は淘汰されてしまう。その点、総合コンサルティング業界では、グローバルで最新の情報を感知できる点、職種の垣根を超えた幅広い知見を短期に吸収することが可能な点において、若いうちから自身の市場価値を急速に高めて成長できると考えている。
さらに、そのなかでも貴社を志望した理由は、チーム力を重視する社風に魅力を感じたからである。私は、中高での部活・学業や、大学でのゼミ活動を通して、チーム活動の相乗的な成長の凄まじさを体感している。
そのため、仕事においても、個人を尊重し合いながら、チームとして成果を最大限に発揮できる組織に身を置くことで、互いに刺激を与え合いながら、絶えず成長を重ねたいと考えている。
これはあくまでも一例として、捉えることをおすすめします!
結論、面接で志望動機を話す練習は、模擬面接が一番です。
よく、面接の練習を一人で行なっている人がいます。
正直、それは面接の練習として最適ではありません。
なぜなら、面接は相手とのコミュニケーションで成立するからです。
ということで、面接の練習は模擬面接で行いましょう。
模擬面接のやり方は以下の記事を確認することをおすすめします。
面接で喋るためのスクリプトを作って、それを暗記して面接で喋っている人がいます。
それはあまりおすすめしません。以下が理由です。
なので、志望動機を覚える時には、「要点を摘んで覚える」感じにするのが良いと私は思っています。
そこで私がおすすめするのが、伝えたい内容だけを覚えておくということです。
例えば、以下のような形です。
伝えたい内容
これさえ覚えておけば、面接では以下のように話すことができます。
私が学生時代に頑張ったことは「アルバイト先の売り上げを関東で一番の店舗にしたこと」です。
私はせっかくアルバイトをするなら何か結果を残したいと思っていました。そこでアルバイト中に見かけた「〇〇商店上半期店舗表彰」をみて、自分もこれに挑戦したいと思いました。
そこでどのようにしたら売り上げを上げることができるか考え、客単価を上げることが必要だと考えました。
そこでセットメニューの注文数を増やすべく、セットメニューの充実を図りました。具体的には顧客の意見を吸い上げるシステムを構築しました。
そこで浮かんできた顧客が求めているセットメニューを販売したところ、前期比で130%の売り上げを達成することができ、当初の目標であった関東で売り上げNo.1の店舗にすることができました。
これがなぜ覚えやすいかというと、PREP法という方法を用いているからです。
PREP法とは、以下のように頭文字をとったもので、わかりやすく説明するために使われる方法です。
先程の要点をまとめたものを改めて提示します。
伝えたい内容
なのでこの記事を読んでいる皆さんも、ご自身のガクチカや自己PRをPREP法にまとめて、それを覚えるようにしましょう。
この方法を私は面接だけではなく様々な場所で使っているので、かなりおすすめです。
そもそも面接で志望動機を話す時の最適な長さはどれくらいなのでしょうか?
先に結論をいうと、1分程度で300文字程度のガクチカを話すのが最適と言えるでしょう。
理由は以下の通りです。
1分間で300字程度がおすすめな理由
そもそもなぜ1分程度で話すのが良いかというと、それがちょうどいいからです。
長すぎると話の内容が頭に入ってこないし、短すぎると話の内容が伝わらないです。
また、一般的な人間が一分間に話せる単語数は300字程度と言われています。
なので面接などで、「1分間でガクチカを話してください」と質問されることがあるんですね。
ちなみに、ガクチカを1分で話すための練習方法を知りたい人は以下の記事を参考にすると良いかもしれません。
グループ面接(集団面接)の場合、少し勝手が違います。
なぜなら、一人一人に与えられる時間が短いからです。
一人に最長で20分程度しか与えられないグループ面接で、1分間もガクチカについて話していては、長すぎます。
なので、グループ面接では、30秒程度でガクチカを話すことをおすすめしています。
面接で緊張してしまい、志望動機がうまく言えなかった。どれくらいの可能性で面接に受かっているのだろうか?
特に大事な面接になるといつも以上に緊張してしまい、思っていた通りに志望動機を話せない場合がありますよね。
先に結論を言うと、面接で志望動機が言えなかった場合に面接に受かる可能性は「低い」でしょう。
理由は「新卒採用の面接はポテンシャル採用で、志望動機が重要」だからです。
新卒採用はポテンシャル採用
まず皆さんもご存知かと思いますが、新卒採用はポテンシャル採用です。
それはすなわち、今の皆さんのスキルなどを見ているわけでなく、皆さんの将来を見越して、採用していると言うことです。
なので、長く働いてもらい、会社に貢献してもらうことが前提となっています。
ではどのような人がその会社で長く働いてくれるでしょうか?
その会社でやりたいことが決まっていて、キャリアプランが決まっている人です。
では、やりたいことが決まっていてキャリアプランが決まっている人かどうかを見分けるためには、どこを見ればいいでしょうか?
答えは、志望動機です。
志望動機を見ればその人が会社に入ってからやりたいことがわかりますし、会社に入ってからどのようなキャリアを歩んでいきたいのかわかります。
なので、新卒採用においては「志望動機」が非常に重要なんですね。
ここまで記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
この記事を読んだみなさんなら、面接の志望動機はもう怖くないでしょう。
みなさんの面接通過率が高くなり、面接通過できることを願っています。
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