やりたいことがないから、年収で就職先を決めようと思っているんだけど、どう?
こういった疑問を解決します。
この記事を読むとわかること
- 年収だけで就職先を決めるのはおすすめではない
- 理想は年収とやりがいが両立できるか
- やりがいだけで就職先を決めるのをおすすめできない
- どうすればいいのかわからない就活生へ僕の事例を使って解説
結論、年収だけで就職先を決めるのはおすすめできないです。詳しく理由も解説していきます。


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年収だけで就職先を決めるのはおすすめしない

就活生の多くが多少なりとも「年収」をみて、選考を受けるかそうではないかというのを決めていると思います。
僕も就活生の時は年収を見て、その企業を受けるかどうか検討している時がありました。
ですが結局、僕は年収だけを見比べて、内定先を決めるということはしませんでした。
理由は以下の通りです。
- 年収は高くても勤務時間が長い場合が多いから
- 新卒の段階では自分のスキルをつけられる環境に身を置いた方がいいから
- 年収を高くするよりも複数の収入源を持っている方がいいから
順番に説明します。
① 年収は高くても勤務時間が長い場合が多いから
みなさんが「高収入」の企業と言われたときに思い浮かぶのはどんな企業でしょうか?
僕は日系企業だと「キーエンス」や「M&Aの仲介業者」、外資系だと「外資系投資銀行」が思い浮かびます。
これらの高収入の企業に共通していることがあります。
それが、勤務時間が圧倒的に長いことです。
朝の7時から働いて、終わるのが夜の11時といったような勤務時間が普通に起こっています。
なので、計算すると意外にも時間あたりの給与は低いことがあるんですね。
高年収を求めてこれらの企業に行っても、時間あたりの給与が低いと意味がないですよね。
これが一つ目の理由です。
② 新卒の段階では自分のスキルをつけられる環境に身を置いた方がいいから
年収を気にするときにもう一つ気にして欲しいのが、「生涯年収」です。
生涯でどれくらい稼げるようになるのかという点にも目をつけることが大事です。
では、
- 新卒で高収入であるが、スキルがつかない仕事
- 新卒の段階ではあまり収入がないが、スキルがつく仕事
の生涯年収はどうなっていると思いますか?
以下はあくまでも一例ですが、以下のようになる可能性が高いです。

なので、新卒の時は年収よりもスキルを身につけられる環境に身を置く方がおすすめです。
③ 年収を高くするよりも複数の収入源を持っている方がいいから
これは僕の体験談です。
実は年収によって、税率は変わります。

収入が一つしかないサラリーマンは節税対策が基本的にはできず、多くの税金を払うことになります。
対して、副業などで収入を得ているサラリーマンは副業で得た収入に関しては、経費を使って節税をすることができます。
僕も副業をしているので、この税制度の恩恵を肌で感じながら受けています。
詳しく説明します
年収700万円のサラリーマンAさん、Bさんがいたとします。
Aさんはサラリーマンとしての収入700万円のみ、Bさんはサラリーマンとして収入と副業の収入を合わせて700万円とします。
Bさんは副業収入150万円のうち、100万円分は経費として落としているので、課税対象は50万円とします。
すると、以下のような結果になります。

同じ収入なのに、Bさんの方が41万円も得をしているんですね。
これからわかるように、複数の収入源を持っていることが非常に大事で、本業の収入が高い年収だとしても、副業をしている人の方が得をしている場合が多いです。
なので、僕は新卒から本業で収入を追い求めるよりも、副業で収入を重ねていった方が税率上、効率が良いと感じ、そちらを選びました。
注意:年収に惑わされるな
最後に注意です。
年収に惑わされると、痛い目に遭います。
例えば、月収40万円の仕事という求人が出されていたとします。
ですが、実は基本給は20万円で、残りの20万円は残業代だったとします。
そうすると、その企業では当たり前のように残業が行われていることが推測できます。
このように給与が一見高く見える会社でも、詳細を見てみると全然基本給が高いわけではないなんてこともザラにあるので、注意してください。
理想は年収とやりがいが両立した仕事

ここまで読んでくださった方は、「年収が高いだけを理由に入社するのは意外と良くないのかも」と思ってくれたかもしれません。
ではどんな会社が理想の会社なのでしょうか?
ズバリ、年収とやりがいが両立した仕事です。

収も自分が満足してプライベートも充実できるくらいあり、なおかつ自分がやりたいことができている環境が最強の環境です。
いやでも、それって理想論じゃないの?
はい、確かに理想論です。
が、こういった企業は必ず存在しますので、その企業に出会ったときに絶対に選考通過をできるように選考の準備をしておきましょう。

これからはマルチステージの時代
みなさんの親御さん世代は、3ステージの人生を歩む最後の世代です。
3ステージの時代とは、学生→社会人→老後の3つのステップです。
65歳、もしくはで引退して、85歳くらいまで生きる。
こんな人生を送る人が大半だと思います。
ですが、僕たち若者世代は3ステージの人生を歩むことができません。
なぜなら、3ステージの人生を歩むのには人生が長すぎるからです。
僕たちの世代は2人に1人が100歳まで生きると言われています。
となると、今の親世代のように人生を歩むとお金が足りなくなるのです。

なので、必然的に最低でも75歳まで働く必要が出てくるのですが、みなさんはつまらない仕事を75歳まで続けたいですか?
もちろんそんな人はいないと思います。
なので、自分が好きな仕事を選んで、なおかつ年収がいい仕事に就けるようにスキルを磨いていきましょう。
上記の話は「LIFE SHIFT」という本からの引用です。
とてもいい本なので、気になる人はチェックしてみてください。
やりがいだけで決めるのもおすすめではない

年収だけで就職先を決めるべきでもないですが、やりがいだけで就職先を決めるべきでもありません。
なぜならやりがい搾取する企業がいるからです。
世の中には「こんな面白い仕事ができるんだから、給与は低くていいだろう」と、低い給与で従業員を雇う会社がたくさんあります。
例えば、学べることがたくさんあるからといった理由でインターンを時給500円とかで雇っている企業もこれに該当します。
確かに「自分がやりたいことができるし、学びたいことが学べるからいい」と思う人もいるかもしれません。
ですが、これらの企業の大半は「あなたのことを安い労働力」だと思っています。
やりがいがあるという言葉を巧みに使って、安い給料を正当化しようとします。
なので、やりがいだけで入社先を決めるのもやめましょう。
どうすればいいかわからない就活生へ

ここまで記事を読んだけれども、結局何をすればいいのかわからないという就活生の方もいると思います。
そういった人におすすめするのが、とりあえず年収の高い企業に行くことです。
年収が高いということは、ある程度のスキルレベルが求められるということの証だからです。
単純労働はアウトソーシングされる
単純労働の多くはアウトソーシングされます。
例えば、エクセルに文字を入力する仕事や、会計の紙を一枚一枚チェックする仕事などです。
これらの仕事はスキルが必要のない仕事なので、正社員がやる仕事ではなく、アウトソーシングの労働者がやる仕事です。
そして、給与の低い労働者がこういった単純労働を受け持ちます。
おそらくこの記事を読んでいる皆さんは、単純労働はしたくないと思います。
なので、迷ったら年収の高い会社に行くことで、こういった単純労働を回避しましょう。
僕は将来の目標から逆算して決めた
僕の場合は、将来なりたい姿から逆算して自分の就職先を決めました。
自分がやりたい仕事をするためには、どこでどんな経験を積むことで、最短でやりたい仕事にたどり着けるのか。
これを考えて、結論を出して、就職先を決めた形です。
なので、もしみなさんも可能であれば、自分が最終的になりたい姿から逆算して就職先を決めることをおすすめします。
まとめ:年収は大事なファクターです
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
年収だけで就職先を決めるのは良くないですが、就職先に迷ったら年収を見て、決めるのは悪くありません。
この記事がみなさんの就職先選びの助けになると嬉しいです。
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