- 志望動機ってどうやって書くの?
- 志望動機を悩んでいたら一日経つんだけど、何かいい方法ない?
- 志望動機が考え付かない
みなさんはこういった疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事はそんなみなさんにぴったりの記事となっています。
この記事の目次
- 志望動機を聞かれる理由
- 志望動機の書き方をステップごとに紹介
- 良い志望動機を書くために重要なこと
- 志望動機を作る時に気をつけるべきこと
- 志望動機を思いつく方法
この記事を最後まで読めば、「志望動機が書けない」なんて悩むことがなくなると思います。
それでは早速解説していきます!
そもそもESで志望動機を聞かれる理由
ESで志望動機を聞かれるのが当たり前になっているので、志望動機を聞かれる理由を忘れてしまっている人はいませんか?
私は就活生時代、志望動機を聞かれるのが当たり前になっていたので、「なぜ志望動機を聞かれるんだっけ?」ということを定期的に思い出すようにしていました。
具体的には以下の3つの理由より、企業は就活生に志望動機を聞いています。
- 入社意欲を知りたいから
- なぜ星の数ほどある会社の中で弊社なのかを知りたいから
- 会社のビジョンとマッチしているか知りたいから
ここはみなさんご存知だと思うので、実際に志望動機の書き方について次の章で話していきます。
志望動機の書き方を簡単3ステップで紹介
ここからは志望動機の書き方を紹介していきます。
志望動機は以下の3つのステップで簡単に書けます。
- 御社になぜ惹かれているのか説明
- なぜそう考えるのか説明
- 御社で何ができるのか説明
具体的に一つずつ解説します。
最後にこの構成で作った志望動機を載せておくので、実際にこの方法で作った志望動機が良いのか確かめてみましょう。
ステップ1:御社になぜ惹かれているのか説明
まず最初の二文で、なぜ御社を志望するのかを書きましょう。
ここではなるべく簡潔に、今から話す内容がわかるようなタイトル付けをすることが大事です。
今回は就活生人気No. 1企業の「伊藤忠商事」の志望動機を書いていきましょう。
例えば以下の通りです。
私が御社を志望する理由は、2つあります。
一つ目が商社マンとして海外と日本の架け橋になりたいから、2つ目がカンパニー制を敷いているため、裁量大きく仕事をできる点に惹かれているからです。
✔️ポイント
一文目で、御社を志望している理由がいくつあるのか述べます。
複数の場合は、二行目にそれぞれの理由を述べます。
こうすることでこれからあなたのESを読む人事が、どんな話をされるのか想像しながら読み進めることができるようになります。
本に目次がありますよね。
それはその章ではどんな話をしますよというのを伝えるためにありますね。
ガクチカでも同じく最初に二文は目次のような存在なので、その後に話す内容がわかりやすい文章にしましょう。
最初になんの話をするのか分からないESは読まれない可能性ならあるので要注意です。
ステップ2:なぜそう考えるのか説明
ステップ2では、御社を志望する理由が形成された背景を話していきます。
イメージとしては、理由を述べた後に具体例を出すイメージです。
では先ほど使った、伊藤忠商事の志望動機を例に出して解説します。(該当箇所は黄色マーカーが引いてあります。)
私が御社を志望する理由は、2つあります。
一つ目が商社マンとして「日本をより良くしたい」から、2つ目が裁量大きく仕事をできる点に惹かれているからです。
私が商社について知ったきっかけは大学の先生でした。先生は商社というビジネスが社会の基盤を支えていることを授業にて話していました。そこで商社が気になった私は御社の〇〇さんにお話を伺ったところ、商社で働くことは「日本をより良くしたい」と思っている私のビジョンと合致すると考えました。
その中でも御社はカンパニー制を敷いているところで、私に一番マッチしていると考えています。私は自分の役割が大きい時ほど成果を残してきました。例えば学生団体の〇〇がそれに該当します。なので、カンパニー制で裁量大きく仕事ができる御社が自分が一番輝ける場所だと考えております。
3つ目の段落では、なぜ自分が商社に惹かれているのかという1つ目の理由を説明しています。
4つ目の段落では、なぜ商社の中で伊藤忠商事なのかという2つ目の理由を説明しています。
ここでも使っていますが、おすすめの方法が「まずなぜその業界もしくはビジネスモデルに惹かれているのかを説明し、その後にその中でなぜ御社なのか説明する」方法です。
この方法を取ることで、漏れのないロジックの通った志望動機を作ることができます。
ステップ3:御社で何ができるのか説明
ここまで来たら最後は、自分を採用するべき理由を伝えればOKです。
先ほどから使っている例を用いて説明します。
具体的には以下のようにESを締め括ることをおすすめします。(該当箇所は黄色マーカーが引いてあります。)
私が御社を志望する理由は、2つあります。
一つ目が商社マンとして「日本をより良くしたい」から、2つ目が裁量大きく仕事をできる点に惹かれているからです。
私が商社について知ったきっかけは大学の先生でした。先生は商社というビジネスが社会の基盤を支えていることを授業にて話していました。そこで商社が気になった私は御社の〇〇さんにお話を伺ったところ、商社で働くことは「日本をより良くしたい」と思っている私のビジョンと合致すると考えました。
その中でも御社はカンパニー制を敷いているところで、私に一番マッチしていると考えています。私は自分の役割が大きい時ほど成果を残してきました。例えば学生団体の〇〇がそれに該当します。なので、カンパニー制で裁量大きく仕事ができる御社が自分が一番輝ける場所だと考えております。
私は主体性のある人間なので、主体性を活かして御社に貢献したいと思っております。
(394文字)
最後は自分の強みを説明し、その強みで御社に貢献できることを説明しましょう。
いくら良い志望動機が書かれていたとしても、採用するべき理由がなければ採用されることはありません。
なので、採用するべき理由、つまり自分の強みとそれが御社でどのように活きるのかを明示しましょう。
これで志望動機のESは完成です。
正直かなり簡単だったと思います。これで私の場合は8割以上のES通過率を出すことができました。
良い志望動機を書くために準備するべきこと

ここからは良い志望動機を書くために準備するべきことを解説します。
具体的には以下の3つが準備できていると、良い志望動機が書けます。
- 就活の軸
- 自分がモチベーションを感じる環境
- 自分の強み
一つずつ解説していきます。
就活の軸
良い志望動機を書くためには就活の軸は絶対に必要です。
なぜなら、何万とある企業の中からなぜ御社にたどり着いたのか説明する必要があるからです。
先程使った伊藤忠商事の例を使って説明すると以下のようになります。
そもそもたくさんある企業群の中からなぜ商社を選んだのか?
↑
これを説明するためには、商社を選ぶための絞り込み、つまり就活の軸が必要である。
就活の軸は、「一つの企業に絞り込むためのものではなく、特定の企業群に絞り込むためのもの」です。
就活の軸の作り方がわからないという人は以下の記事を参考にすると良いでしょう。
自分がモチベーションを感じる環境
就活の軸で企業群の粒度まで絞り込んだ後は、その企業群の中でなぜ御社なのかを説明する必要があります。
その説明に役立つのが、「自分がモチベーション高く頑張れる環境=御社の環境だから」という論理です。
先程の伊藤忠商事の例を出すと、「カンパニー制をとっていて、裁量が大きい=自分のモチベーション高く頑張れる環境」だから伊藤忠商事が勝者の中でも良いという形で志望動機を書きました。
このようにして書くと、相手に納得感を与えられるようになります。
どんなに優秀な人でもその環境にあっていないとなかなか活躍できないように、働く環境は非常に大事なのでこの点意識してみましょう。
自分の強み
志望動機を作る際に理解しておくべきことの3つ目が、自分の強みです。
自分の強みを知らなけば、相手になぜ自分を採用するべきなのか、どのようにして御社に貢献できるのかを伝えることができません。
なので、自分の強みを知りましょう。
自分の強みを知るためには自己分析をする必要があります。
自己分析のやり方が分からなかったり、なんでやっているのか分からないという人は以下の記事を参考にすると良いでしょう。
志望動機を作る時に気をつけるべきこと
ここからは志望動機を作る際に気をつけるべきことを解説します。
具体的には、以下の2つの点に気をつけることをおすすめします。
- Willだけでなく、Canをちゃんと伝える
- 価値観が一致しているのを伝えるのは控える
順番に説明します。
Willだけでなく、Canをちゃんと伝える
就活生の志望動機でありがちなのが、「私は御社で〇〇がしたいです」とだけ伝えて、そこで自分がどのようにバリューを出せるのかを伝えていない志望動機です。
確かに「何かをしたい」というのを示すWillは大事なのですが、それ以上に「自分が何をできるのか」を示すCanが大事です。
みなさんが採用する側に立ってみるとわかるかも知れませんが、「〇〇をしたいです!」のような志望動機はみんな書いています。
その中で誰を採用するか決める時には「あなたは何ができるのか、つまりCan」の部分を見ますよね。
なので、Willだけでなく、Canを伝えるようにしましょう。
価値観が一致しているのを伝えるのは控える
志望動機でよくあるのが、「御社の〇〇さんと話して、価値観が似ていると思いました」という志望動機です。
みなさんもこういった志望動機を使っていないでしょうか?
この志望動機のダメなところは「〇〇さんの価値観があたかもその会社の価値観と一致していると想定している」点です。
もちろん〇〇さんはその会社で働いているため、その会社の価値観を持っている可能性もありますが、もしその〇〇さんが会社の価値観と違う価値観を持っている場合、その志望動機は全く意味をなさないものとなります。
これはかなりの諸刃の剣なので、価値観が合っていることを志望動機に含めるのは控えることをおすすめします。
志望動機を簡単に思いつく方法

志望動機を考えていたら、1日経ってしまったなんて経験がある人もいるではないでしょうか?
そんな人向けに志望動機を簡単に思いつく方法を紹介します。
それは、ワンキャリアやunistyleに掲載されている先輩たちが使った志望動機を見る方法です。
ワンキャリアやunistyleには選考体験記と呼ばれる、先輩たちが使ったESや面接で聞かれた質問などが載っているサービスがあります。
そこを見ることで、過去に実際に通ったESが見れます。
なので、そこから自分の志望動機として使えそうなものをピックアップして、それを自分風に改善することで簡単に志望動機を作ることができます。
私も忙しい時はこの方法を使って志望動機を書いて、実際に通っていたのでおすすめの方法です。
以下にワンキャリアとunistyleの詳細を載せておきます。
One Career→難関大学出身の就活生使用率No.1の就活サイト。ここでしか載っていない選考情報あり。先輩たちが書いたESや面接で聞かれた質問が書いてある「選考体験レポート」がかなりやばいです。(さらに詳しく知りたい人はこちら)
unistyle→10,000枚以上のESが読み放題の就活サイト。ESに苦戦している人は絶対に登録するべき。LINEのオープンチャットがあり、就活に関する情報を最速でキャッチできる。LINEのオープンチャットのためにも登録しても良いくらい。(さらに詳しく知りたい人はこちら)
ESの志望動機の書き方のまとめ
今回は、ESにおける志望動機の書き方を紹介しました。
正直、私の志望動機の書き方はみなさんにとってどれくらい参考になったのかはわかりません。
ただ、私はこの志望動機で80%以上の勝率を導き出しています。
今回のこの記事から何かお土産を持って帰っていただけると幸いです。
同じくESで絶対に聞かれる質問、ガクチカと自己PRの書き方も以下で圧倒的に丁寧に解説しているのでぜひ!