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最終面接で聞くべき逆質問とNGな逆質問を解説。面接突破のコツも解説しています。

 

最終面接の逆質問で面接官が見ているのってどんなポイントなの?NGな逆質問とかあったら知りたい!

みなさんはこういった疑問をお持ちではないでしょうか?

この記事はそんなみなさんにぴったりの記事となっています。

この記事の要約

  • 最終面接で逆質問はするべき
  • 最終面接の逆質問で面接官が見ているポイント
  • するべき逆質問とNGな逆質問例
  • 逆質問をするときのポイント
  • 私がしていた逆質問を紹介
 

それでは早速解説していきます。

この記事の執筆者
  • 就活備忘録.comの管理人
  • 22卒の就活生(某有名ITベンチャー内定)
  • 当サイトは月に10,000人以上の就活生が閲覧

最終面接で逆質問はするべき

最終面接で逆質問はするべきなのかそうではないのかという質問を見かけます。

結論、最終面接で逆質問はするべきです。

主な理由は以下の通りです。

  • 質問の時間を設けてもらっているということは、質問をするべきという暗喩だから
  • 本当に行きたい会社であるならば、質問はいくらでもあるはずだから
  • 質問がないとしても、自己PRに時間をつかえばいいから
  • 質問をしないと興味がないと受け取られる可能性があるから
 

能力は担保されている

まず前提として、最終面接まで辿り着いているということは、基本的な能力は評価されているということです。

つまり、あなたが内定かそうではないかを分けるのは基本的な能力ではなく、熱意や入社意欲などであるということです。

熱意を示すには、時間の限り、逆質問をしたり、自己PRをしたりする必要があります。

当たり前ですが、みなさんがもし本当に好きな人と話せるとなったら1秒たりとも無駄にしたくないですよね。

 

それと一緒で、本当に入りたい企業だったら1秒たりとも無駄にしない姿勢が大切です。

なので最終面接では特に逆質問に力を入れるべきなんですね。

逆質問しかない面接もある

聞いた話では、逆質問の時間だけで30分もあった最終面接とかあるそうです。

こうなった時に逆質問がなくて30分も早く面接が終わるとなると、印象も悪くなるので、逆質問はするべきでしょう。

逆質問で面接官が見ているポイント

ここからは面接官が見ているポイントについて解説します。

以下が面接官が見ているポイントなので、多少意識して逆質問をすることで、高評価を得られるでしょう。

  • 熱意
  • 準備力
  • 会社への共感
 

熱意に関しては疑問がないと思います。

準備力というのは、その面接への準備の姿勢のことを言います。

大抵の場合、最終面接では逆質問の時間がありますよね。

あらかじめ予測できることに対してしっかりと準備できる学生なのかそうではないのかを判断しているということです。

逆質問で意識するべき点

ということで、上記を踏まえて、就活生が逆質問時に意識するべき点は以下になります。

  • 本当に入社したいという意欲を見せる
  • 準備がしっかりできるという姿勢を見せる
  • 会社への共感・事業への深い理解を見せる
 

繰り返しになりますが、最終面接に残っているということは、どの学生も能力は認められています。

最後に差がつくのは、熱意や事業への理解などの「その会社に本気でどれだけ入りたいのか」というところです。

とにかく「本気なんだ」というところを見せましょう。

最終面接で聞くべき4つの逆質問を紹介

タイトルでネタバレしていますが、最終面接で聞くべき逆質問は主に4つあります。

具体的には以下の4つになります。

  1. 面接官の武勇伝を聞く系
  2. 面接官の記事をネットで読んだ感想系
  3. 質問ではなく、自分のやる気を見せる系
  4. 競合他社よりも御社の方が良い理由を聞く系
 

それぞれの理由と例文を今から紹介していきます。

①:面接官の武勇伝を聞く系

最終面接で鉄板の逆質問だと思います。

これは年がいっている面接官ほど刺さります。

まず、この逆質問が刺さる理由ですが、

単純に誰でも自分の過去の栄光を話しているときは気持ちよくなるから

です。

みなさんも自分の得意なことや上手くいったことを話すときに、気持ちよく話した経験はないでしょうか?

 

最終面接は良くも悪くも、面接官の気持ち次第で簡単に「不合格」になってしまうので、

面接官がどれだけ気持ちよく面接を終えることができるかが非常に重要となります。

特に会社の役員クラスになると常日頃から接待されることに慣れているので、

少しでも気持ちが下がることを言われた瞬間に「不合格」としてしまう場合もあります。

なので逆に面接官を気持ちよくできるこの「武勇伝を語らせる系」の逆質問が有効なんですね。

武勇伝を語らせる系の逆質問例

〇〇さんは今まで御社で様々なプロジェクトに参画されてきたと思います。その中で一番思い出に残っているプロジェクト、そしてそのプロジェクトで大変な時をどのように乗り越えたのかを教えていただきたいです。

 

聞き方はいろいろあると思います。

大事なのは「いかに相手を気持ちよくすることができるか」なので、そこを忘れないようにしましょう。

②:面接官の記事をネットで読んだ感想系

これは私が多用していた逆質問のテクニックですね。

この逆質問が高評価な理由は、御社への思いと準備力を伝えることができる点です。

もしみなさんが面接官で、自分がインタビューされた記事まで読んでくる就活生がいたらどのように思うでしょうか?

おそらく、この子は熱意がすごいなと思うでしょう。

 

これが、御社への想いを伝えることができるということです。

2点目の準備力ですが、事前にその面接官の情報まで調べておくのは、相当準備していますよね。

「実際に採用して営業などに行かせても、相手の会社だけでなく、相手の担当までしっかり調べて売り上げを上げてくれそうだな」

 

という印象を面接官に抱かせることができます。

以上の2点より、これは非常におすすめですし、実際に私が就活生の時もめちゃめちゃ多用していました。

面接官の記事をネットで読んだ感想系の逆質問例

事前に面接官のお名前をお伺いし、〇〇さんが面接官だと分かったため、〇〇さんのインタビュー記事を読んできました。

〇〇さんはインタビュー内で「△△が一番辛かった」とおっしゃられていましたが、具体的にどういったところがつらかったのでしょうか?

またそれをどのようにして乗り越えたのでしょうか?

 

大事なのは、インタビュー記事を読んだということを全面に押し出すことです。

③:質問ではなく、自分のやる気を見せる系

これは逆質問ではありませんが、逆質問中にアピールを行うことで内定率を上げることができる効果的な方法です。

実際に私の先輩に逆質問中のアピールがすごい上手い人がいて、その人は多数の有名企業から内定をもらっていました。

具体的に何をするかというと、逆質問の時間に自身の溢れ余る御社への想いを語るということです。

質問ではなく、自分のやる気を見せる系の逆質問例

私は小さい頃から〇〇が大好きでした。〇〇がない生活が想像できないほど依存しています。

なので小さい時から私の夢は〇〇に携わりながら生きていくことです。

それを実行できるのが御社だと思っています。

そして私は御社にぴったりの人材であると自負しています。

もし入社できた暁には、誰よりも早く昇進できるような働きぶりを見せます。

なので是非内定をいただきたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。

 

このアピールのポイントは、とにかく自分の思いをぶつけることです。

後悔しないように自分の思いの丈を全てぶつける。

ポテンシャル採用の新卒市場では、思いをぶつけることで予想以上に内定がもらえちゃうこともしばしばあるので、これが有効なんですね。

④:競合他社よりも御社の方が良い理由を聞く系

最後は面接官になぜ御社で働いているのかを聞く系の逆質問です。

ただここで気をつけて欲しいのは、

シンプルに「なぜ〇〇さんは御社に入社されたのですか?」と聞くのは効果的な逆質問ではないこと。

上記のような質問ではなく、質問するときは

「競合と比較して競合はここが優れているのになぜ〇〇さんは御社で働いているのか」

 

という感じで質問しましょう。

こんな質問したら失礼じゃないのかと思う人もいるかもしれませんが、全く失礼ではありません。

むしろしっかりを競合のことを理解して、その上で御社を志望しているということを示すことができます。

競合他社よりも御社の方が良い理由を聞く系の逆質問例

多少失礼な質問にはなってしまうかもしれませんがお伺いいたします。〇〇さんはなぜ御社で働かれているのでしょうか?

競合他社さんのB株式会社ですと、御社と比べて△△という強みがあると思うのですが、こちらにはあまり惹かれていないのでしょうか?

私としては御社が第一志望のため、もし〇〇さんと御社を志望している理由が同じであると安心感を抱いて決断できるため、教えていただきたいです。

 

単純になぜ御社で働いているのかと聞くのはNG。

面接官によっては「この子はあんまりうちに入りたくないから、私が入社した理由を聞いているのか」と勘違いする人もいます。

なので、あくまでも競合他社と比較して、なぜ御社なのかを明確にするためといったニュアンスで質問しましょう。

※この逆質問は少し上級編ではあるかもしれないので、難しいと感じた人は先程までに紹介した3つを使うと良いと思います。

 

逆に最終面接で聞いてはいけないこととは?

効果的な逆質問はわかったけど、逆に聞いてはいけないNG逆質問も知りたいという人が多いでしょう。

最終面接で聞いてはいけない逆質問は主に以下の4つになります。

  1. 給与や福利厚生について
  2. ネットに書いてある情報について
  3. 面接官を困らせる質問
  4. 興味がない部署に行く可能性について
 

「なぜ聞いてはダメなのか」を解説していきます。

①:給与や福利厚生について

最終面接で給与や福利厚生について聞くのはやめましょう。

まず第一に最終面接に受かってから聞けばいいです。

そして最終面接まで来て、聞くことではありません。

誰でも知っている福利厚生や給与の話は人事に聞けばいいのです。

最終面接に出てくる役員からしたら、そんな話は人事から聞いてくれよって感じになります。

そして結果的に面接に落ちてしまう可能性が高くなるんですね。

また面接官によっては、

「この子は福利厚生が良いからうちに入りたいと思っているのか、福利厚生が悪くなったら辞めてしまうのではないか」

 

という気持ちを植え付けてしまう原因にもなります。

②ネットに書いてある情報について

ネットに書いている情報について逆質問をする人も高い確率で最終面接に落ちます。

誰でもわかる情報を聞く人はバカっぽく見られますし、ネットに載っている情報を聞くくらいの熱度なのかと思われます。

        

実際私は最終面接ではなかったのですが、ネットに載っている情報を聞いてしまい、面接に落ちたことがあります。

私がバカみたいな質問をして、面接官の熱が冷めていくのを感じました。

なので、ネットに載っている情報について聞くのはやめましょう。

本当に行きたい企業なら、その企業名やその企業の役員の名前を調べて、Googleのトップページに書いてある情報は全て目を通すぐらいのことはしておきましょう。

 

③面接官を困らせる質問

面接官を困らせる質問をするのもやめましょう。

そんな質問するわけないじゃん

 

という人もいるかもしれませんが、結構います。

例えば今就活生として就職をするとしたら、どの企業に入りたいですか?

 

などといった質問です。

面接官としてはポジションというものがあるので下手に他社の名前を出すことができず、結果として曖昧な答えしか出せないという結果になります。

そして面接官の心の中には「めんどくさい質問をしてくるやつだな」という気持ちだけが残ってしまうでしょう。

ついつい自分の知識や自分の頑張りを自慢するあまり、面接官を困らせる質問をする人は一定数いるので、自分がその一人ではないか振り返りをしましょう。

 

④興味がない部署に行く可能性について

最終面接で興味がない部署の話をするのはやめましょう。

日本のほとんどの会社は総合職採用を行なっており、どうしても部署移動というものが存在します。

また新卒では希望する部署に行ける可能性は低いでしょう。

そんな中で、

「自分は〇〇部署に行きたくて、他の部署はあんまり興味ないんですけど、実際どれくらいその部署に行く可能性はありますか?」

 

といった質問は絶対にNGです。

採用する側からすると、

「希望の部署に行けなかったらこの人は辞めそうだな」

 

と思う原因になります。

最終面接を突破するコツを紹介します

ここまで読んでくれた皆さん限定で、最終面接を突破するコツを紹介します。

逆質問はもちろん大事ですが、面接全体の受け答えも当たり前に重要です。

具体的には以下の4つを意識することをおすすめします。

  1. 入社意欲を前面に押し出す
  2. 企業研究をして会社に対して自分の意見を持つ
  3. 役員に気持ちよく話させる
  4. 改めて自分をなぜ採用するべきなのか伝える
 

入社意欲を前面に押し出す

最終面接において何が一番大事かと問われたら、入社意欲と答える人がほとんどでしょう。

 

それはなぜかというと、最終面接は「内定」という名の一緒に働く権利を渡すか、不合格にするかの最後の判定場所です。

つまり、入社意欲がない人はその時点で「内定」をもらえる可能性が低いのです。

逆に言うと、入社意欲を前面に押し出すことができ、企業に

私は内定を絶対に蹴りません

 

と伝えることができれば、最終面接を通過する可能性は大幅に上がります。

例えば、私は〇〇部で絶対に挑戦したいことがあります。それは△△です。

それを成し遂げることができたら、社会に大きなインパクトを与えられると思っています。

そんな未来にワクワクしています。なので御社で働きたいんです!

 

と面接で言ったとしましょう。

どうですかね?
入社意欲が伝わりませんでしたか?

ここでのポイントは、ただ単に御社に入社したいんですと言うのではなく、御社でやりたいこと(御社でしかできないこと)を言うことです。

これをすることで、入社意欲がめちゃめちゃ伝わります。

企業研究をして会社に対して自分の意見を持つ

みなさんは役員や社長が普段、どんな仕事をしているか知っていますか?

実は、役員や社長は常に事業について考えています。

みなさんが行うような具体的な業務は一切行っていないんですね。

 

なので、役員や社長が普段考えていることを聞いちゃいましょう。

ただ、もちろん自分の意見をしっかりもっておくことが前提です。

事業を担える人材を求めている

実は役員や社長は問題意識を持って、事業を一緒に改善していける人材をいつも求めています。

それは新卒でも中途でも変わりません。

ならば、自分が事業に対して問題意識を持って改善していけるんだというのを伝えましょう。

これをすることで、

「この人となら一緒に働きたい」「この人なら事業の中核を何年も担っていける」

 

と思わせることができるでしょう。

役員に気持ちよく話させる

結局は役員が「一緒に働きたい」と思えば、採用になるのが最終面接です。

究極のことを言うと、人事や現場が「NO」と言っても役員が「YES」を出せば、内定が出るでしょう。

ではどうやって役員に「一緒に働きたい」と思わせることができるでしょうか?

 

この一つの方法に「気持ちよく話させる」という方法があります。

これは逆質問の時に使えるのですが、

「〇〇さんは御社でたくさんの経験をされてきたと思います。そのなかで、1番思い出に残っていることってなんでしょうか?」

と質問をすると5分くらい気持ちよく喋ってくれるでしょう。

 

この状態で面接を終えることができれば、面接官である役員は、

この子は気持ちよく面接できたな、採用する

 

となるのです。

そんなの適当だろ…という人もいるかも知れませんが、実際におじさんが理不尽に決定している光景を何回も人生で見たことあると思います。

それが現実なのです。

改めて自分をなぜ採用するべきなのか伝える

最終面接という特殊な場ではあるものの、1次、2次面接と同様に「自分をなぜ採用するべきか」というのをしっかりと伝えましょう。

自分の強み、会社とのマッチング度合い、自分は御社でどのように貢献できるかを伝えることが重要です。

この時に1次、2次面接と伝えることに違いがないように気をつけましょう。

最終面接の役員は時間があるので、みなさんの想像以上に、みなさんの履歴書や1次、2次面接の結果を見ています。

逆質問で熱意を見せる

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

最終面接は一番攻略が難しい面接で、面接が上手い人でも100%突破することは難しい面接です。

ただ、逆質問を効率的に使うことで、内定の確率上げることができます。

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小田楓

マーチ生だった楓です。月間1万人以上が訪れる「就活生だからこそ言えること」を伝えるサイト、就活備忘録.comを運営しています。22卒/長期インターン2社→ITベンチャーにて人事

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