
就活の軸の決め方を徹底解説。【本音から作ることで後悔がない軸へ。】
就活をしていて「就活の軸」と言うのを持つのが良さそうだなと思った。
就活の軸の決め方が知りたい!
あなたはこういった疑問や不安を持っていませんでしょうか?
この記事はそんなみなさんにぴったりの記事となっています。
この記事を読むとわかること
- 就活の軸がなぜ必要なのか
- 企業が就活の軸を聞く理由
- 就活の軸の決め方
- 就活の軸に入れると良い要素3つ
- 就活の軸を決めるときに気をつけること
- 就活の軸が決まらないときの対処法
- 就活の軸の実例紹介(私が使っていた就活の軸も紹介)
この記事を最後まで読めば、みなさんの就活の軸が決まるでしょう。
それでは早速解説していきます。
- 就活備忘録.comの管理人
- 22卒の就活生(某有名ITベンチャー内定)
- 当サイトは月に10,000人以上の就活生が閲覧
そもそも就活の軸はなぜ必要なの?
面接で「あなたの就活の軸はなんですか?」という質問を、ほぼ必ずされると思います。
そもそもなぜ、就活の軸が就活において必要なのでしょうか?
さまざまな理由が考えられると思いますが、基本的には以下の理由より就活の軸は必要です。
- 企業選びの判断軸になるから
- 面接でよく聞かれるから
- 就活を効率よく進めるのに必要だから
- 回答に統一性を持たせることができるから
- 企業とのミスマッチを防げるから
面接で就活の軸が必要な理由がわかったところで、次は就活の軸を企業が聞いてくる理由を説明します。
理由はなんであれ、就活の軸は必要です
いまいち就活の軸が必要な理由がわからなかった人も、とりあえず「就活の軸は必要なんだ」ということを覚えておきましょう。
私が知る限りでは就活の軸なしで就活をしている人は知らないので。
企業が就活の軸を聞く理由を紹介
企業は皆さんにどういった理由があって、就活の軸を聞いているのでしょうか?
具体的には以下の理由から就活の軸についての質問をしています。
- どういった企業を見ているのか知りたいから
- 一貫性のある就活をしているのか知りたいから
- 学生の求めているものを満たせるか確かめたいから
少し難しいと思うので、具体的に一つずつ説明していきます。
どういった企業を見ているのか知りたいから
企業の面接官は皆さんが他にどんな企業の選考を受けているのか気にしています。
なぜなら内定を出した時に本当に来てくれるのかというのが企業にとっては大事だからです。
学生からしたら内定をもらうところがゴールですが、企業からすると内定を承諾してもらうところがゴールです。
なので内定を承諾してくれるか、すなわち他の企業ではどんな企業を受けていて、弊社を優先してくれる可能性はあるのかというのが気になるということです。
一貫性のある就活をしているのか知りたいから
就活の軸を聞き、選考を受けている企業を聞くことで一貫性のある就活をしているのかわかります。
例えば就活の軸に「新奇性」という新しいことを好む性格がある人が、安定志向のインフラ系企業を受けていたら「なんでなんだろう」と疑問に思いますよね。
それと同様で、企業の面接官は「この学生が弊社を受けている理由」というのが気になります。
その時に就活の軸を聞くことで「なるほど、この軸に当てはまるから弊社を受けているんだ」というのがわかります。
なので就活の軸を聞いてくるんですね。
学生の求めているものを満たせるか確かめたいから
就活の軸は皆さんが絶対に譲れない価値観を表したものとも言えます。
なので、就活の軸を聞くことで、企業側は「その求めているものを満たせるのか」どうか確かめています。
企業側としても皆さんに長く働いて欲しいので、皆さんが求めているものをできる限り満たしたいと思っているんですね。
いわゆる採用のミスマッチを防ぐためにも就活の軸を聞いているということです。
就活の軸の決め方を徹底的に解説します
さて、就活の軸の決め方について解説をしていきます。
100点満点の軸は要らない
前提として、就活の軸で100点の軸を作ることは難しいです。
それは自分が大事にしている価値観を全て洗い出すことはほぼ不可能だからです。
とは言いつつも、みなさんが自分に合った企業を探せるお手伝いはしたいと思っているので、ぜひ参考にしてみてください。
大切にして欲しいのは、自分がその就活の軸で納得した就活ができるかどうかです。
具体的には以下の3ステップで、就活の軸は決めることができます。
- 譲れない価値観を洗い出す
- 魅力的な業界がなぜ魅力的なのか洗い出す
- それぞれで洗い出したもので共通するものが軸になる
順を追って解説していきます。
①:譲れない価値観を洗い出す
最初に譲れない価値観を洗い出しましょう。
とはいっても自分が譲れない価値観を洗い出すのは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、「こんな人間にはなりたくない」というものです。
✔️例
例えば、「モテたい」というのが譲れない価値観として心の奥底にある場合、自然と「モテない人間にはなりたくない」という気持ちが出てくるでしょう。
自分が譲れない価値観と自分がなりたくない人間は表裏一体です。
なので、まずは「こんな人間にはなりたくない」というのを洗い出し、その逆である「譲れない価値観」を洗い出しましょう。
会社の犬になりたいくないから、すぐに実力がつく環境というのもありですね。
②:魅力的な業界がなぜ魅力的なのか洗い出す
自分が魅力を感じる業界がなぜ魅力的なのかを洗い出すのがステップ2です。
ここでも本音ベースで、自分がなぜその業界に魅力を感じるのか書き出します。
✔️例
例えば、商社が魅力的に感じる人は「海外で勤務できる、給料が高い、モテる」などがあるでしょう。
逆に農業に興味がある人は、「ほのぼの暮らしたい」というような願望があるかもしれません。
このように本音ベースで、なぜみなさんが魅力を感じる業界が魅力的なのかを考えてみましょう。
③:それぞれで洗い出したもので共通するものが軸になる
最後に洗い出したものを組み合わせるのが、このステップです。
上記の例を使うと、このAさんは「モテない人間になりたくない」→「モテる人間になりたい」という譲れない価値観がありました。
そして魅力的な業界が商社で、理由は「給与がいいから、モテるから」というものでした。
ここで被るのが、「モテるから」という価値観です。
これがこのAさんの中で、非常に重要な譲れない価値観であることがわかります。
バカな軸でもOK
モテるからなんて価値観、ちょっとバカバカしいので、こんなの就活の軸にならないと思う人もいるかもしれません。
ただ、そんなことはありません。
これがAさんの本音であり、Aさん自身が後悔しないためにも、Aさんの就活の軸になるべきなんですね。
みなさんの譲れない価値観、すなわち就活の軸はどうなりましたか?
納得できる就活の軸ができていることを願っています。
就活の軸を作るには自己分析が必要
ここまでで気づいている人もいると思いますが、就活の軸を作るには自己分析が必要です。
深い自己分析をすることで、深い就活の軸を作ることができます。
22卒就活生だった私がおすすめの自己分析方法を以下で確認できるのでぜひ。
就活の軸として持っておくべき要素3つ
ここからは、就活の軸として持っておくと面接での説得力が増す要素を紹介します。
改めてですが、就活の軸には正解はないので、みなさんが入社後に後悔しないために就活の軸を作ってください。
とはいっても、就活の軸にどんな要素を入れるべきかわからない人もいると思うので、以下に紹介しておきます。
- 自分が成し遂げたいことが達成できるか
- 給与や福利厚生はどうか
- 働いている人はどうか
順を追って解説していきます。
自分が成し遂げたいことが達成できるか
少し話が変わりますが、みなさんにとっての会社とはなんですか?
私にとっての会社とは、自分の目標を成し遂げるための近道です。
つまり、会社を利用して、自分の達成したい目標を達成するというのが私の会社へのイメージです。
就活をしていると「内定」が欲しいあまり、その会社に入るための志望動機や就活の軸を語ってしまいます。
ただ本来であれば、その会社に入った後に成し遂げたいことがあるから、その会社に入りたいというのが適切な志望動機でしょう。
なので今一度、みなさんが成し遂げたいことをその就活の軸で成し遂げられるか確かめて欲しいです。
成し遂げたいことがない人もいると思います。そういった人はこの要素は入れないでも大丈夫です。
給与や福利厚生はどうか
いくら自分が好きなことができるといっても、月に10万円しか稼げないのでれば生活をしていくのは難しいですよね。
なので、給与や福利厚生などの働く環境についての軸を持っておくこともおすすめです。
具体的にはどんな環境で働きたいか、どんな給与体系の会社で働きたいかなどがおすすめですね。
私の場合は、熱が出た日はフルリモートできるなど、フレキシブルに働ける環境を重視していました。
また、給与に関しては、同期が一律で同じ給与ではなく、自分の実力に合わせた給与をもらえる会社という軸を持っていました。
働いている人はどうか
もちろん環境も大事ですが、一緒に働く人も重要となります。
むしろ環境を作るのはそこで働いている人なので、働いている人の方が重要という人もいます。
なので、どんな人と働きたいという軸を持っておくことで、ストレスなく働くことができる可能性が高くなります。
私の場合、フットワークが軽く、新しいものをなんでも試してみたいと思える人と働きたいと思っていました。
みなさんも、今までの人生の中でどんな人と仲良くなりやすかったかを思い出し、それを軸にすると良いでしょう。
就活の軸を決める時のポイント
ここからは就活の軸を決める時に気をつけることを解説します。
具体的には以下の5つの点に気をつけることをおすすめします。
- 本音の軸と建前の軸を用意する
- 多くの企業が当てはまる軸は意味がない
- 軸は変更しても大丈夫
- 具体性を持たせる
- 否定的な内容ばかり入れない
順を追って、解説していきます。
本音の軸と建前の軸を用意する
みなさんがもし私の就活の軸の決め方を実践してくれた場合、おそらくその就活の軸は、本音だらけの軸になっているでしょう。
例えば、モテたいやお金持ちになりたいなどが書いてあると思います。
もちろんその単語をそのまま就活の軸にすることはできません。
なぜなら、企業の採用担当者に良い印象を与えないからです。
そこで重要なのが、本音の軸と建前の軸を用意することです。
✔️例
例えば、給料が良いところがいい→責任感のある仕事がいい
といったように言い換えるようにしましょう。
確かに多くの企業は就活生に本音でしゃべって欲しいとは思っていますが、だとしても本音の軸をいうのはデメリットが大きいです。
多くの企業が当てはまる軸は意味がない
就活の軸というのは、何百万とある企業の中から自分に当てはまる企業を探し出すためのものです。
つまり、多くの企業が当てはまる軸は、就活の軸の本来の意味をなしていないということです。
例えば、社会の役に立ちたいという軸で会社を選んでいる人がいます。
どのような状況であれば、社会の役に立っているのでしょうか?
このように就活の軸は曖昧になってしまってはダメです。
軸は変更しても大丈夫
かなり多くの人が勘違いしていると思うのですが、就活の軸は変更しても大丈夫です。
なぜなら、就活の軸はみなさんの価値観を表したものだからです。
みなさんの価値観が変われば、もちろんみなさんの就活の軸も変わります。
なので、就活をしている最中で就活の軸を変えたくなったら変えても大丈夫です。
就活生と話していると、就活の軸は変えたらいけないものだと思っていましたという発言が多くてびっくりしました。
具体性を持たせる
就活の軸には具体性を持たせることをおすすめします。
例えば「裁量の多い職場」というのを就活の軸に入れている人がいるとします。
この「裁量の多い職場」とはどういう状況であれば、裁量の多い職場であると言えるのでしょうか?
今回の場合だと「1年目からプロジェクトのリーダーとして働くことができる職場」が裁量の多い職場だと定義づけすることで、面接官からも納得のいく就活の軸になります。
このように具体性を就活の軸に持たせるのは大事です。
否定的な内容ばかり入れない
就活の軸を作っているとどうしても「〜〜じゃない職場」といった感じで、否定的な内容を入れてしまう人がいます。
できる限り否定的な内容は入れないようにしましょう。
否定的な内容ばかりの就活の軸を聞いた面接官は、あなたにネガティブな印象を抱いてしまいます。
それが決して面接に良い結果を残すことに繋がらないので、就活の軸ではポジティブな内容をなるべく入れるようにしましょう。
就活の軸がどうしても決まらない時の対処法
どんなに頑張って考えても就活の軸が決まらないこともあると思います。
そういった時はどうすればいいのでしょうか?
具体的には以下の4つを実行することをおすすめします。
- 説明会に参加する
- 他人の就活の軸を参考にする
- OBOG訪問で聞く
- 就活エージェントに相談する
順番に説明します。
説明会に参加する
説明会に参加すると、様々な企業を見ることができます。
また企業の知らなかった一面や業界の知らなかった魅力を確認することもできます。
そうすると、「自分はこんな職場で働きたい!」といった価値観が浮かび上がってきます。
それを就活の軸にすることで後悔をしない就活ができるようになるでしょう。
他人の就活の軸を参考にする
就活の軸がどうしても思いつかない場合は、他の人の就活の軸を参考にすることもOKです。
就活の軸の作り方に正解はないので、他人の就活の軸を参考にして自分の就活の軸を作ることには問題ありません。
ただし、他人の就活の軸を丸パクリするのはやめた方がいいです。
自分で考えたものと違って、面接で質問された時に返答できない質問が出てきますし、内定ブルーになる可能性が高くなるからです。
OBOG訪問で聞く
他人の就活軸を参考にする感覚と近いです。
OBOGは皆さんと似ている境遇から内定を獲得し、就活を終えていると思います。
なのでOBOGにどんな就活の軸で就活をして、どんな理由でその就活の軸にしたのかを聞いてみましょう。
就活エージェントに相談する
就活エージェントは就活のプロです。
就活生の就活のサポートして内定まで導いてくれます。
そんな就活のプロに相談するのもありです。
ただし、就活エージェントには学生のことを商材のように扱う就活エージェントもあるので、詳しくない人は以下の就活エージェントを使うことを強くおすすめします。
・JobSpring→圧倒的に丁寧な就活エージェント。本当におすすめする3社〜5社を紹介するため、学生に良心的。また、自己分析テストをもとに就活相談を進めてくれる。女性の利用率が7割を超えているため、女性も安心。中の人が実際にインタビューをして、おすすめできるか確認済み。
・irodasサロン→年間利用者数が13,000人の超大手就活エージェント。コミュニティ型となっており、就活生同士での密な連絡も可能です。そのため、満足度が脅威の95%となっている。就レポでは口コミ数1位。
・キャリアチケット→就活生にも大人気の人材系企業レバレジーズ株式会社が運営する就活エージェント。1万人以上の就活生にアドバイスをしてきたコンサルタントが圧倒的な質のサービスを完全無料で提供。最短2週間で「内定」までいけるのはキャリアチケットのみ。
私の就活の軸を紹介します
ここまで読んでくれた皆さん限定で、私が就活生時代に活用していた就活の軸を紹介します。
以下の3つを私は就活の軸として置いていました。
- 副業に寛容な企業
- 自分の強みである企画力を活かせる職種
- フレキシブルに働ける環境
順を追って、解説していきます。
副業に寛容な企業
私の直近での目標は経済的自立でした。
そのため、普段の会社での業務以外での収入を得ることを目標としていました。
そこで副業に寛容な企業という軸を持つことにしました。
実際に就活でも、副業が推奨されているような企業ばかりを受けていました。
自分の強みである企画力を活かせる職種
私はさまざまな自己分析テストの結果や、自己分析の結果から、自分の強みは創造力であることがわかっていました。
なので、企画系の職種が自分に一番あっているし、一番バリューを発揮できる職種であると思っていました。
そこで、私は「企画系の職種に必ずつける会社」という軸も持っていました。
✔️ちなみに自己分析に苦労している人は、自己分析テストを受けてみることをおすすめします。
おすすめの自己分析テストが知りたい人は以下の記事を読んでみることをおすすめします。
フレキシブルに働ける環境
3つ目の軸がフレキシブルに働ける環境という軸でした。
私はラッキーなことに大学2年生ごろから在宅でできるバイトを始めました。
そこで、自宅から働くことの快適さに気づいてしまいました。
とてもじゃないですが、週5日もオフィスに行って仕事をすることはできないと思いました。
なので、フレキシブルに働ける環境が自分には必須ではないかと思い、これを就活の軸の一つにしました。
結論:就活の軸は本音ベースで大丈夫です
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
就活の軸を決めることに役立ったでしょうか?
就活の軸は本音ベースで決めて、それを建前ベースにすることで、説得力のある就活の軸を作ることができます。
このサイトでは他にも就活関連の有益な情報を完全無料で公開しています。
もしかしたら以下の記事がおすすめかもしれません。