ウェブテストの対策は何をしたらいいのでしょうか?
できるだけ簡単に対策できる方法が知りたいです。
こういった疑問を解決します。
この記事の目次
- ウェブテストの対策はするべき
- ウェブテストの概要
- ウェブテストの種類とそれぞれの対策方法
- ウェブテストを解くときのコツ
この記事を読めば「最小の工数でできる、ウェブテストの対策方法」などが分かります。
それでは早速解説していきます!
今すぐウェブテストの対策方法だけをみたい人は以下のボタンから飛べます。
ウェブテストの対策はするべき
「そもそもウェブテストの対策はするべきなのか?」という疑問を持っている人へ。
結論、ウェブテストの対策はするべきです。
理由は以下の通りです。
- 対策しないと受からないから
- 対策すれば受かるから
①対策しないと受からないから
ウェブテストって微妙に難しいんですよね。
私はMARCHの大学生だったのですが、私レベルの頭脳だと初見では時間をかければ解けるけど、すぐには解けないといった感じのレベルです。
ウェブテストの多くは時間の制限があるため、ゆっくり時間をかけて解くことはできません。
なので、対策をしていないと、最後の方は運任せに答えを決めることになってしまいます。
ということで、ウェブテストは対策をしないと基本的には通過するのが難しい選考となっています。
②対策をすれば受かるから
逆にウェブテストは対策さえすれば、受かることができます。
ウェブテストは選考フローの最初の方に出てきます。いわば、足切りの選考です。
大量に応募してきた就活生をある程度絞り込むために使われるのがウェブテストということです。
なので、決して上位10%に入る必要はなく、ウェブテストの8割くらいを取れれば良いのです。
8割であれば、対策をすれば取れるようになります。
なので、ウェブテストは対策をするべきです。
ウェブテストの概要
ウェブテストの内容は大きく分けて3つ+1つです。
- 言語
- 非言語
- 性格
- 英語(ない場合が多い)
詳しく解説していきます。
言語
「言語とはなんだ?」と思っている人も多いでしょう。
言語とは学校の科目でいうと、国語に相当するものです。
問題自体の難易度は難しくないですが、ひっかけ問題や国語力が問われる問題が多いです。
正直、読書などを全くしない私は苦戦しました。
具体的には以下のような問題が出されます。
- 2語の関係
- 空欄補充
- 語句の意味
- 文の並び替え
- 文節の並び替え
- 熟語の成り立ち
- 長文読解
日本語力が低い人は要勉強
私は日本語力が低かったので、言語のテスト内容には非常に苦戦しました。
同音異義語や音読み訓読みの組み合わせなど、普段勉強していないと忘れてしまうような内容が意外と多いので注意です。
非言語
学校の科目で言うと、数学にあたります。
私はゴリゴリの私立文系なのですが、そんな私でも基本的には解けるような内容だったため、数学の専門知識はいらないです。
具体的には以下のような内容が出題されます。
- 推論
- 順列・組み合わせ
- 割合と比
- 損益算
- 料金割引
- 仕事算
- 代金精算
- 速度算
- 集合
数学というよりは算数です
非言語では鶴亀算のような算数的な問題が多く出題されます。
なので、基本的な算数の知識があれば解ける問題は多いでしょう。
ただ、対策をして慣れておかないと時間内に解くのは至難の業となるため、こちらもやはり対策は必要です。
性格
多くのウェブテストでは性格診断が行われます。
これはその企業が求めている人材と応募してきた人材がマッチしているのかを図るためのテストとなります。
実はテストごとにこの性格診断の重要性が違うと言われています。
例えばSPIでは性格診断の比重が大きいですが、TG-WEBでは比重は低いなどといった感じです。
正直に答えよう
性格診断では何よりも正直に答えるのが大事です。
なぜなら、性格診断は優秀で、嘘の答えを入力していると嘘をついている可能性があると表示されるためです。
企業が求めている人材に寄せに行くのはOKですが、あくまでも自分の答えを大切にしましょう。
プラスα:英語
企業によっては英語のテストが出題される場合もあります。
確率で言うと、ウェブテストを実施している企業の2割くらいで出題されているイメージです。
英語のテスト内容はごく一般的なテストと一緒で、単語の意味や長文読解などです。
普段から英語に触れている人ならわざわざ勉強する必要はないくらいの内容です。
また、出題される可能性も低いので、勉強の優先順位も一番低くて問題ないでしょう。
ウェブテストの種類5つを解説
ここからはウェブテストの種類を解説します。
以下の5つが主流のウェブテストです。
- SPI
- 玉手箱
- TG-WEB
- ENG
- GAB
上からポピュラーなものとなっていますので、上から見ていくと良いでしょう。
SPI
SPIは、新卒採用を作り出したとも言われるリクルート社が提供している試験です。
企業の採用率では圧倒的1位です。
そのため就活生の中には、SPIしかウェブテストを受けたことがないという人もいるでしょう。
SPIは2種類ある
SPIには実は以下の2種類のテスト形式があります。
- テストセンター
- ウェブテスト
SPIにはテスト会場に行って受けるタイプのテストもあるんですね。
どちらも対策が必要
テストセンターとウェブテストで出題される問題の内容や難易度が違うため、基本的にはどちらの対策も必要となります。
※コロナウイルスの影響でテストセンターがあまり使われていませんが、企業によってはテストセンターでSPIを受けさせる企業もあります。
一応対策をしておくことをおすすめします。
SPIの見分け方
ウェブテストの場合は、URLがhttp://arorua.net/のようになっていたら、SPIだとわかります。
また、テスト会場に受けに行ってくださいと言われた場合は確実にSPIです。
SPIを採用している企業
以下が、SPIを採用している企業の一部です。
これらの企業以外にもたくさんの企業がSPIを採用しています。
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- ボストンコンサルティンググループ
- 三井不動産
- 野村総合研究所
- NTTコミュニケーションズ
- 三井住友信託銀行
- アビームコンサルティング
- などなど…
みなさんの知っている大手企業の多くはSPIを採用しているので、大手企業を受けるならSPI対策は必須です。
テストセンター受けられる企業もまとまっているのでよければ読んでみてください。
SPIの対策方法
最初からネタバレなのですが、ウェブテストの対策は基本的に2通りしかありません。
これは全てのウェブテストに共通します。
- 本を使って対策する方法
- 捨てアカを使って企業のウェブテストを受け、回答を作る方法
上記2つだけです。
基本的には本を使って、問題を解いて対策をするというのがおすすめです。
SPIの対策本
SPIの対策には以下の2つの本を強くおすすめします。
以下の本は就活生の間では「バイブル」と呼ばれるほど活用されています。
ちなみに私がさっき掲載していたのは、上記の本です。
就活生時代にはお世話になりました。
玉手箱
玉手箱は日本SHL社が提供する適性テストです。
SPIと並び、総合商社をはじめ大手企業がWebを使って場所を問わず受験ができる玉手箱を導入しています。
玉手箱は対策をしないで初見で解くと「なんだこれ、問題多すぎて解き終わらないだろ…」と思うくらい、問題が多いのが特徴です。
なので「いかに効率よく問題を解くか」が鍵になります。
ちなみに、玉手箱にはSPIのようなテストセンターはありません。
玉手箱の見分け方
玉手箱の場合、URLがhttps://web1.e-exams.jp/やhttps://web2.e-exams.jp/のようになっています。
玉手箱を採用している企業
玉手箱も非常に多くの企業に採用されています。
個人的にはSPIよりも玉手箱を採用している企業の方が多いのではないかと感じるくらい、玉手箱を受けました。
以下が玉手箱を採用している企業の一部です。
- アクセンチュア
- 野村証券
- ネスレ
- みずほ銀行
- ソニー
- アサヒ飲料
- ベイカレントコンサルティング
- アマゾンジャパン
- などなど…
玉手箱の対策方法
こちらもSPIと同じで基本的には、本を使って対策するしか方法はありません。
ただ本を使って対策をしても、わからないような難しい問題もあったりします。
そういう時は周りの頭がいい友達に聞いてみることをおすすめします。
以下が玉手箱対策に最も使われている本です。
TG-WEB
TG-WEBはヒューマネージ社が提供する採用テストです。
形式はウェブテストのみとなっています。
テストには旧型と呼ばれる難易度の高い問題が数問だけ出題される場合と、新型と呼ばれる比較的難易度の低い問題が多く出題される場合があります。
ちなみにTG-WEBは巷では、1番難しいウェブテストと呼ばれています。
実際に私も何回も解いたことがあるのですが、確かに難問ばかりでした。
TG-WEBを採用している企業
- 資生堂
- JT
- デロイトトーマツコンサルティング
- J&J
- USJ
- Strategy&
- などなど…
見たらわかるとおり、難関企業はTG-WEB採用率が高いです。
就活難易度の高い企業に応募する人は絶対に対策をするべきです。
TG-WEBの対策方法
TG-WEBでも本を使って対策するしか方法はありません。
ENG
ENGは、リクルート社が提供するSPIの英語版です。
難易度は、高校1年生~2年生レベル(英検準2級)です。
ただ、普段から英語を勉強していない大学生にとっては意外と難しいでしょう。
ウェブテストでの実施はあまりなく、テストセンターでSPIと一緒に実施される場合が多いのが特徴です。
ENGを採用している企業
- ゴールドマンサックス
- 三菱商事
- 丸紅
- JAL
- などなど…
当たり前ですが、英語力を重視している企業が多いですね。
ENGの対策方法
本での対策以外に普段から英語に触れるなども対策方法としては可能でしょう。
ただやはり本を使って対策をするというのが1番手っ取り早いと思います。
対策本はSPIの青本と呼ばれる問題集を使うことをおすすめします。
GAB
GABは、玉手箱と同じ日本SHL社が提供する適正テストです。
玉手箱と問題形式は似ています。
しかし、玉手箱が一般的な基礎能力や性格を判断するものであるのに対し、GABは新卒採用用にカスタマイズされたものになっています。
GABを採用している企業
- サントリー
- 三井物産
- Gamewith
- 住友商事
- などなど…
参考 gab受けられる企業一覧
GABの対策方法
こちらも対策は、基本的には本で行うしかありません。
ウェブテストを解くときのコツ
ウェブテストを解く時にはコツがあります。
- 出題パターンを覚える
- 時間を意識する
- 集中できる環境で行う
順番に紹介します。
出題パターンを覚える
ウェブテストは毎回同じような形式で出題されます。
なので、出題パターンを覚えちゃいましょう。
出題パターンを覚えることである程度問題を予想しながら解くことができるため、効率よく問題を解くことができます。
時間を意識する
ウェブテストの最大の敵は時間です。
時間があれば解けるレベルの問題がたくさん出てくるのが、ウェブテスト。
なので時間を意識した立ち回りをするようにしましょう。
テスト時間を問題数で割って、一つの問題に使える時間を割り出して、それ以上の時間はかけないようにするのがおすすめです。
集中できる環境で行う
当たり前ですが、ウェブテストは集中できる環境でやるのがおすすめです。
たまにカフェなどでやっている人がいますが、私はあまりおすすめしません。
なぜなら、カフェって意外と変な人がいたりして集中できないからです。
できれば自宅から行うことをおすすめします。
ウェブテストは対策をして必ず通過しよう
今回は就職活動において行われるウェブテストの主要5種類を紹介しました。
はっきりいうと、SPI・玉手箱・TG-WEBだけ対策できていれば問題はありません。
逆にその3つはしっかり対策することを強くおすすめします。
ウェブテストと並んで絶対に突破しなくてはいけない関門、ESの書き方について詳しく知りたい人は以下の記事がおすすめです。