大手病って何?
大手病にかかると就活がうまくいかないって本当?
大手病って何?
大手病にかかると就活がうまくいかないって本当?
こういった疑問に答えます。
この記事を読むとわかること
この記事を読めば「大手病とは〜大手病の克服方法」などが分かります。
全て詰め込んだ結果、4000字を超える記事となっていますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
大手病とは「いわゆる大手企業だけに絞り込んで就活をしてしまうこと」を言います。
特に行きたい企業がなかったり、名前を知れているところに行きたいなど考えている人が大手病に陥りやすいです。
また親と親密な関係の人は「安定しているところに就職するのが1番だよ」と言われたりして、大手病になっているかもしれません。
少しそれますが、私の友達で大手病になっている人がいました。
彼は春選考では内定をもらうことができず、なんとか夏選考で内定をもらっていました。
彼は高学歴で留学経験もあったのですが、大手病特有の「志望動機の薄さ」が原因で、春選考・夏選考を通じて内定がもらえなかったのです。
このように大手病にかかってしまい、名前の知れている大手だけをひたすら受ける選考スタイルは就活生に良い影響を与えることはありません。
※また、後ほど説明しますが「これから訪れるスキル型社会」において、得られるスキルがわからず、名前だけで入社を決めるのはもったいないです。
大手病にかかった人はどのような失敗に陥ることがあるのでしょうか?
例えば、以下の3つのようなパターンに陥る可能性があります。
特に大手病の人に多いのが、「志望動機が甘く、内定が出ずに負のスパイラルに入る」ことです。
大手企業はただでさえ100倍以上の倍率を超えなくてはいけないのに、志望動機が甘くては面接に受かることはないでしょう。
面接に受からないことによって、内定が出ない
→内定が出ないことによって焦って、さらにたくさんの企業に申し込む
→志望動機が薄いため落ちてしまう
こういった負のループに入る学生がいるのを見てきました。
改めてになりますが、定期的に自分が大手病にかかっているのか確認するようにしましょう。
大手病になってしまった人にはどのような末路が待っているのでしょうか?
まず第一に、ファーストキャリアを無駄にしてしまう可能性が高いです。
ファーストキャリアは今後のスキル型社会では、必ず重要度が増します。
それは私だけが思っていることではなく、ビジネス書で著名な北野唯我さんも以下の記事でおっしゃっています。
✔️以下、北野さんの上記記事からの引用です。
私はこれまで、日系大手・外資系大手・ベンチャーで働いてきましたが、本質的な仕事の楽しさはベンチャーが圧倒的に一番です。事業のスピード、自分たちで事業を作り上げていく感覚、これらは成熟した大手企業ではなかなか感じられません。加えていうとすれば、私自身は「本当に優秀な人こそベンチャーに飛び込んでほしい」と強く思います。
大手企業の全てがファーストキャリアとして適していないと言っているわけではないですが、大手企業の多くはみなさんのことを駒として扱う企業が多いでしょう。
まあ冷静に考えてみて、年に100人も採用する企業がみなさん一人一人の将来のことを考えて、スキルを育てていけるわけもないですよね。
だからこそ、日系大手に勤める30代の社員が「転職したいけど、外に出て使えるスキルがないから転職できない」と嘆いているのを見ることが多いのです。
ここまで書くと、就活生は大手企業に行くべきではないと考えているように聞こえるかもしれません。
決してそのようなことを言っているわけでないですが、ファーストキャリアはその後のキャリアを決めるので非常に大事で、スキルが身につく環境で働くことをおすすめしています。
それが、たまたま大手企業ではない可能性が高いというだけです。
大手病になりやすい人というのはどういう人なのでしょうか?
以下の3つに当てはまる人は大手病になりやすいです。
順を追って解説していきます。
みなさんもこれは予想がついたのではないでしょうか?
プライドが高い人は他の人からの評価を気にしがちです。
そのため、一般的な評価が高い大手企業への就職こそが、成功だと思っています。
自分がプライドが高いと思う人は、大手企業ばかりを受けていないか確かめるようにしましょう。
プライドが高い人と似ていますが、他人の目線や評価が気になる人は大手病になりやすいです。
他人が自分をどのように見るか、つまり他人が自分をどのように評価するのかを気にする人は、他人からの評価が高い大手企業ばかりを見てしまいがちです。
今までの経験の中で、「他の人がこう思うから…」と思い、他人の評価軸で行動したことがある人は大手病になりやすいので、気をつけましょう。
いわゆるMARCH以上の高学歴の人は大手病になりやすいです。
なぜなら、多くの人が目指している場所だったり、入るのが難しい場所に入れるポテンシャルがあり、入りたいと思うからです。
私も一応MARCHの学生なので、MARCHの学生の大手企業志望率が高いのが分かります。
高学歴の人の多くは、受験勉強をがんばり、大学に入学したと思います。
その時に選んだ大学は「偏差値」で選んだ人が大半でしょう。
このように高学歴の人は「偏差値」のような相対的な評価で選ぶ癖がついているので、注意です。
ここからは大手病の克服方法を紹介します。
大手病のまま就活を続けることは、短期的にも長期的にもメリットがほとんどないので、できるなら大手病を克服するようにしましょう。
具体的には以下の2つを行うことで、大手病から克服できる可能性が高くなります。
一つずつ紹介していきます。
私は就活生時代に特にやりたいことがありませんでした。
給料がある程度良くて、将来的に役立つスキルが得られる場所で働ければ良いと思っていました。
ただ、就活を終えてから自己分析を行うと「本当に自分のやりたいこと」が見つかるようになりました。
おそらく大手病にかかっている皆さんも、就活生時代の私と同じように
「やりたいことがない・いきたい企業がない」という状態になっているから、「とりあえず大手」という大手病になっているんだと思います。
なのでまずは、本音をベースとして自己分析を行いましょう。
自己分析のやり方が不安だったり、私が行った自己分析のやり方を知りたい人は以下の記事からどうぞ。
自己分析→就活の軸を作ろう
そして自己分析が終わったら、それを元に「就活の軸」を作成しましょう。
就活の軸の作り方がわからない人は、以下の記事で私が実際に使っていた就活の軸の使い方を紹介していますので、ぜひ。
みなさんが大手病になってしまっている原因の一つに「自分の選択を信じれない」というものがあるかもしれません。
自分が選んだ企業が本当に自分にあっている自信がないから、とりあえず名前が知れている企業に入っておこう。
そんな保険をかけている人もいるでしょう。
ぶっちゃけ言いますと、大手企業に入ったところで自分に合わない企業に入ったら辛いです。
逆に中小企業だとしても、自分にあっているところに入ったら、楽しく働くことができるでしょう。
なので、自分の感覚を信じてみることをおすすめします。
就活仲間とカジュアルに話すのもおすすめです。
自分が正直に「〜〜って理由で大手企業ばかり受けているんだけど」と話すことで、周りから「それって大手病だよ」と教えてもらえるかもしれません。
また、就活仲間と会話することで、周りがどんな意図を持って就活をしているのかわかります。
なので、就活仲間と積極的に話すようにしましょう。
ここまで記事を読んでくださって、ありがとうございます。
大手病にかかってしまうと、負のループに入ってしまう人が多くなり、内定をもらえない状況に陥ることがあります。
大手病を克服して、本当に自分が行きたい会社を見つけられることを心より願っています。
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